日本共産党前参議院議員 山下よしき トップページへサイトマップ
記事検索
くらし応援 戦争NO! 山下よしき
原点・山下よしき

新しい政治の流れ
演説・論戦・講演
活動
活動記録
いつも現場に
総選挙2003
プロフィール
ごあいさつ
略歴
ご案内
事務所のご案内
リンク集
よしきからあなたへ

いよいよ解散・総選挙 いざ街頭へ

2005年08月07日

 8月6日、7日、解散・総選挙を目前にした緊迫した情勢の下、私は大阪5区内を精力的に街頭演説して回りました。暑い中たくさんの支持者、後援会員、党員の皆様に駆けつけていただきました。通行人から宣伝カーに親指を立てたエールが送られたり、商店街で立ち止まって演説を聞いてくださった方から「はじめてあなたのお話を聞きました。大変感激しました。応援します」との言葉をいただいたりしました。手応えあり!です。

 以下、西淀川区・市営歌島住宅での訴え(8月6日)をそのままご報告します。

photo 元参議院議員の私が山下よしきです。どうぞよろしくお願いいたします。

 解散・総選挙の可能性が、大変高くなってまいりました。チャンス到来です。4年前の参議院選挙で、議席を失って以来、悔しさをバネに、また西淀川をはじめ大阪5区の皆様に支えていただきながら、私は国民の皆様の生の声を聞き続けてまいりました。

 「年金は下がる。医者代は上がる。長生きしても、何にもええことはない。早よお迎えに来てほしい」。

 こんな悲しい声を一体何人のお年寄りから聞かせていただいたでしょうか。

「就職したい。能力を発揮したい。採用試験20社受けて、全部落ちました。僕は社会から必要とされてないんでしょうか」。

 こんなつらい声を一体何人の若者から聞かせていただいたでしょうか。

 この国の政治は、若者にも年配者にも明るい希望を何一つ示せないどん詰まりの状態にあるのではないでしょうか。今度こそ、今度こそ、国会に戻していただいて、こんな政治に野党として「待った!」をかける仕事をさせていただきたい。大阪5区は、わたくし山下よしきを、比例代表は 日本共産党をおしあげてください。お願いいたします。

photo テレビや新聞は、「今度の総選挙は、自民か民主か、二大政党からどちらを選ぶかの選挙だ」。そう言っています。しかし、わたくしは、自民にも民主にもこの国の政治の行き詰まりを打開する力はない、そう思ってます。なぜなら、自民党と民主党は、小さいことでは対立することもありますが、政治の根本問題では、何の違いもないからです。

 例えば、国民の暮らしがこんなに苦しい状況なのに、小泉さん、自民党、公明党のみなさんは、これから消費税の増税とサラリーマン大増税を押し付けようとしてます。サラリーマン増税の中身ひどいです。所得税、住民税の控除をばっさりなくす。4人家族で、年収500万円のご家庭では、増税額が年42万円になるんです。そのうえ政府与党は、消費税を10%に上げようと狙っていますから、それもかぶさってきたら、年間55万円の増税になります。みなさん、年収500万円のサラリーマンの方は、一月の手取りの収入に換算しますと大体27万円です。55万円の増税というのは、二か月分の手取りの収入がいっぺんで増税でなくなる。こんなことになったら、サラリーマンの家計は持ちませんね。

 ところがみなさん、この問題に民主党は、どういう態度をとっているでしょう。岡田代表は、1月の国会で、「消費税を早く上げるべきだ」と質問をされ、小泉さんは「わかりました。検討します」と答えた。総理が消費税値上げを「検討する」と言ったのは、これが初めてです。そうしたら、民主党の議員のみなさん、「ええ答弁が出た」と拍手喝采です。いま自民と民主による消費税値上げの話し合いが始まっています。

 サラリーマン大増税計画についても民主党の岡田さんは、「いずれお願いしなければならない」。こう言いました。去年の参議院選挙の民主党の政策には、サラリーマン増税きっちり入っているんです。何のことはない、消費税とサラリーマン・庶民大増税の「旗振り役」やっているのが、民主党ではありませんか。

 また、みなさん。こないだの国会で、介護保険が大改悪されたんです。比較的軽い介護が必要なお年寄りから家事支援のヘルパーさんを取り上げてしまう。施設に入っているお年寄りの自己負担のを年間40万円も引き上げてしまう。こんな年寄りいじめをやっちゃったんです。これにも、民主党はなんと賛成をしてしまいました。増税の問題も福祉切捨ての問題も自民と民主に違いはまったくありません。

 それと、みなさん。先ほど、たつみ正夫府政対策委員長からもお話のありました。今年は戦後60年です。たくさんの日本人、アジアの人たちが犠牲になった。その深い反省の上に戦後日本は、憲法に戦争はしないこと軍隊持たないことを書き込んで世界に誓いました。

 ところが、みなさん。8月1日、自民党は、その憲法を変えようという案を発表したんです。読んで驚きました。憲法9条を全面的に書き換えて、戦争しないという文言をなくしました。軍隊持たないという文言を削りました。自衛隊を軍隊と書き換えて、海外で戦争ができるように書き直しました。ひどいでしょ。

 ところが、みなさん。この問題でも、民主党は反対ではないんです。それどころか、岡田代表は、「憲法9条を変えることができるのは、民主党なんだ」と、わざわざアメリカにまで、出かけて売り込みました。民主党の枝野という憲法問題の責任者は、「自民党と民主党が一緒にならなければ、憲法は変えられない。今から一緒に改憲案づくりをしよう」。こういって、自民党を喜ばせています。憲法を変える問題でも、国の基本的なあり方・考え方の問題でも、自民と民主にまったく違いがありません。

photo みなさん。こんな根本問題がまったく同じ。自民が伸びようが、民主が伸びようが、どちらが政権に就こうが。それでは、政治が変わるはずがありません。いま日本の政治に必要なことは、国民を苦しめ憲法を壊す、自民と民主の政治に「待った」をかけるしっかりした野党の力をうんと伸ばすことではないでしょうか。

 公明党はあきませんよ。この党は、自民でも民主でもかまへん。強いほうにくっつくのが、この党の生き方です。「待った」をかける力には全然なりません。

 日本共産党が伸びてこそ、政治を変える確かな力になります。日本共産党とわたくし山下よしきは、国会に送っていただいたら、野党として次のことを実行いたします。

 第一に、消費税の増税とサラリーマン大増税、社会保障切捨てにきっぱり反対してたたかいます。日本は貧乏な国やないです。大型開発のムダづかいをやめて、ヨーロッパのように大企業にも社会保障を支える応分の責任を負担を果たしてもらえば、財源は出てくるんです。サラリーマンの増税や消費税の増税やらなくても、安心できる年金・医療・介護、しっかりつくる道は開けす。

 二つ目に、憲法を改悪して日本を海外で戦争できる国づくりに「待った」をかけます。憲法は、国会議員だけでは変えられないんです。国民投票で最後は決まるんです。私たちは立場の違いを超えて、憲法を守る一点での国民の力あわせが広がるようにがんばります。西淀でもすでに広がってます。

 三つ目に、過去日本がおこした侵略と植民地支配の正当化を許しません。「あの戦争は、自存自衛の戦争なんだ。アジアを開放するための正しい戦争だった」と、いまだにいうてるのが、靖国神社です。こんな神社に日本の総理が参拝したら、正しい戦争だと言う考えを政府が「お墨付き」を与えることになる。アジアの人が怒るのは、当たり前です。総理の靖国参拝きっぱりやめさせ
るまでがんばります。そして、子どもたちの教科書に事実をしっかり伝えたい。侵略と植民地支配に反省をした政府の立場をちゃんと教科書にも反映するようがんばります。

 四つ目に、日本共産党とわたくし山下よしきは、野党であっても、くらし・雇用の問題、社会保障や教育の問題、大事な問題を解決するために国民のみなさんの運動と力あわせて一歩一歩国の政治を動かします。

 30年前まで西淀川は、昼なお暗い煙の街・公害の街でしたね。それを青空取り戻す力になったのは、住民のみなさんの運動とくつぬぎタケ子元参議院議員をはじめとする日本共産党のがんばりでした。引き続き、国民の世論と運動とスクラム組んで暮らしを守り、福祉をよくするために日本共産党は、野党であってもがんばりたいと思います。

 大事な選挙です。行き詰まった自民党政治。これ以上の国民いじめを許さない「待った」をかける力を伸ばしてください。そして、根本から行き詰まった政治を転換する力を伸ばしてください。日本共産党をうんと伸ばしていただきますよう、心からお願い申し上げ、日本共産党・山下よしきのお訴えとさせていただきます。

 どうも、ありがとうございました。

写真(上):市営歌島住宅で、北山良三大阪市議(左)、たつみ正夫・党区府政対策委員長(右)とともに支持を訴える=6日、西淀川区
写真(中):「山下さん、がんばって」。支持者の声にこたえ、街頭演説の参加者と握手する=6日、東淀川区・井高野
写真(下):衆議院解散をうけて、長谷川良雄・党大阪4区経済政策委員長(右)らとともに決意を述べる=8日、北区・梅田ナビオ前

ぜひ、ご意見ご感想をお寄せください
ひとつ前のページに戻る
日本共産党 市田忠義 しんぶん赤旗
トップページへサイトマップ
Copyright (C) 2003-2006 YAMASHITA YOSHIKI All rights reserved.
本サイトの内容を無断で複写複製することはできません。