日本共産党前参議院議員 山下よしき トップページへサイトマップ
記事検索
くらし応援 戦争NO! 山下よしき
原点・山下よしき

新しい政治の流れ
演説・論戦・講演
活動
活動記録
いつも現場に
総選挙2003
プロフィール
ごあいさつ
略歴
ご案内
事務所のご案内
リンク集
よしきからあなたへ

治安維持法同盟の大会であいさつ 西区、港区で「比例・山下デー」

2005年07月24日

 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟大阪府本部(柳河瀬精会長)第24回大会に来賓として出席し、ごあいさつさせていただきました。

 戦前の悪法、治安維持法の真髄は、「国体変革」すなわち天皇絶対の専制政治を変革することを最高刑死刑をもって弾圧することにありました。そして、その天皇制政府のもとで、国民は搾取と抑圧に苦しめられ、アジアへの侵略戦争という破滅の道に進んでいったのです。戦後60年、私は、その暗黒の時代にあっても、弾圧に抗してたたかった先輩たちから、二つのことを受け継ぎたいと思います。

 ひとつは、憲法に結実した、戦後の平和と民主主義の到達は、決して外国から与えられたものではなく、日本国民自身のたたかいによって勝ち取られたものだということ。そして、その事実は今日、アジアとの友好をひろげるうえで大きな力になるということです。

 フィリピンの修道院で活動していたシスター・シアツさんは、父を日本兵に殺されました。以来、どうしても日本にだけは行く気になれなかったそうです。ところがある日、その日本にも父を奪った侵略戦争に反対した人たちがあったことを知り、心が動きます。後日、はじめて日本の地を踏んだシアツさん。彼女は、命がけで反戦・平和を貫いた党、日本共産党の「赤旗まつり」に参加し、その思いを語ってくれました。

 二つ目は、靖国神社への首相の参拝や歴史教科書問題、憲法改悪など歴史をゆがめる企てや、庶民大増税、社会保障切捨てなど人間としての尊厳をもって生きることを許さない攻撃がつよめられているいま、戦前の先輩たちの不屈性をしっかり受け継ぐことの大切さです。

 東京都議選では、行きづまった自民党政治の危機の産物であり、その延命策である、「二大政党づくり」の流れを打破する貴重な足がかりを築きました。戦前と違って、どんなに声を上げようと、仲間を増やそうと、それによって逮捕・投獄されるようなことは基本的にはありません(最近、ビラを配っただけで逮捕する事件が続いていることは、民主主義と言論の自由への攻撃として断じて許せません!)。粘り強くたたかい、力をつけて、新しい時代をひらく事業に勇躍して臨みたいと思います。

 会場には、名誉会長の桑原英武さんの姿もありました。学生時代に治安維持法による弾圧を直接体験された大先輩です。93歳のご高齢にもかかわらず、頭脳明晰かつ社会変革への情熱も衰えない様子に、私の方が励まされました。

 午後は、大阪市内の西区、港区で「比例・山下デー」。西区に入るのはずいぶん久しぶりのことです。高級マンションが立ち並ぶ街というイメージが強かったのですが、自転車で走ると、戦災で焼け残った古くて狭い路地もあちこち残っています。旧松島遊郭界隈はいまも独特の雰囲気が漂っていました。やはり歩かなければ人々の暮らしぶりや街のニオイはわかりませんね。地元党支部の皆さんといっしょに歩いて「しんぶん赤旗」の読者が4人増えました。

 続く港区も、弁天町の高層ビルから外れると下町が広がります。新しく市会予定候補になった斉藤かおるさんと一緒に歩いて対話。地域の”主”でもあるベテラン党員のSさんが「解散・総選挙近いからまた頼むわ」と声をかけると、「そやな」と快く応えてくれ、読者が5人増えました。たいしたものです。

 夜は、西原みゆき前府議も参加しての「入党懇談会」。15人の方が集まってくださり、歴史問題や人間集団としての日本共産党のあったかさに話がはずみました。どれだけの新しい党員が誕生するかは後のお楽しみです。
 

ぜひ、ご意見ご感想をお寄せください
ひとつ前のページに戻る
日本共産党 市田忠義 しんぶん赤旗
トップページへサイトマップ
Copyright (C) 2003-2006 YAMASHITA YOSHIKI All rights reserved.
本サイトの内容を無断で複写複製することはできません。