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生野・天王寺地区で党創立83周年記念講演会 快心の演説ができました 

2005年07月07日

 久しぶりに自分でも快心の演説ができました。生野区民ホールに来ていただいた300人の方と気持ちが通い合い、ひとつになれた気がします。きょう(7月7日)は、夜、党生野天王寺地区委員会主催の「党創立83周年記念講演会」でした。

 @東京都議選の結果をどう見るか、A郵政民営化法案の問題点と政局、B国民いじめの庶民大増税と社会保障切捨て、C戦後60年と首相の靖国参拝問題で、たっぷり70分お話しました。4つのテーマすべてに共通するのが、「二大政党づくり」は「オール与党化」だという点。そのことを具体的に紹介し、それとの対比で日本共産党の果たしている役割をつかんでもらおうと心がけました。

 とくに、都議選の結果をどう見るかは重要なポイント。「朝日」は「民主伸び自民後退 二大政党根付く」と見出しを打ちました。日本共産党は前回の15議席から13議席となり、ガッカリされた方もあるでしょう。「しんぶん赤旗」日刊紙をお読みの方なら、開票日翌朝の「2人区の文京区、日野市で勝利」の報道を見てちょっと元気になったかも知れませんが…。

 しかし、東京都議選の結果を見る際、この選挙がどういう政治の流れのなかでたたかわれたかが大事です。前回選挙からの4年間に、03年衆院選、04年参院選の2回の国政選挙がおこなわれ、それを通じて「二大政党づくり」をすすめる流れが強められました。マスメディアも「自民か民主か、二大政党の対決」とあおりました。4年間に、東京における政党間の力関係に大きな変化が生まれたのです。

 具体的な数字を紹介しましょう。日本共産党の東京での得票率は、01年都議選15.6%、03年衆院選9.3%、04年参院選9・4%と変化します。同じく自民党は36.0%、32.5%、26.5%。民主党は13.5%、40.0%、38.9%。公明党は15.1%、14.0%、14.8%でした。「二大政党」への波、とりわけ民主党への波が大きく起こったことがわかります。そのなかで、日本共産党は得票率9%台まで押し込まれました。

 この力関係を、今回どこまで押し返したかを見ることが重要です。本格的な反撃まではいたりませんでしたが、2人区での2議席を含む13議席を獲得し、得票率を前回と同じ15.6%まで押し戻すことができました。こうした経過を見るなら、今回の結果は重要な成果だと思います。

 しかも、無党派層の中での支持が20%と、民主党についで2位。これは政党としての勢いを示す数字です。今回の選挙ではマスメディア的な「風」は日本共産党には一切吹かなかったわけですから、しっかりした論戦と、宣伝・対話、支持拡大など、いわば自力で風を起こしての結果だということも確信になります。もちろん、2人区で勝利しながら4人区で議席を失うなど、克服すべき問題点もありますが、都議選のたたかいとその結果は、国政での「二大政党」づくりを打ち破る足がかりを築いたといえるでしょう。

 以上の話をすると、参加者の顔が上がり、大きくうなづきながら聴いてくれ、会場にぐんぐん明るさが広がるのがわかりました。「議席が減ってガッカリ」となっている支持者の方に、「ガッカリどころか元気になる結果なんですよ」と語っていきたいと思います。

 70分間の演説を「起て多喜二、そして”多喜二の党”」で結び終え、会場出口で、丸岡ひろし衆院大阪1区予定候補、下田敏人大阪市議団幹事長(生野区)、山岡あけみ(生野区)、松本美代子(天王寺区)両市議予定候補、柴山のぼる党生野・天王寺地区委員長と、参加してくださった皆様にごあいさつ。「これまでわからなかったことがたくさんわかりました」「最高の演説でした」「今日の話を本にして出版してください」などなど大きな反響がありました。ありがとうございます。その場でお二人の方が日本共産党に入党してくれました。

 党創立記念の7月。講演でも、党勢拡大でも、先輩たちのたたかいを受け継いで先頭に立ちたいと思います。
 

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