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JR南草津駅で死亡事故 現場に立って決意あらたに

2005年06月28日

 起こってはならない事故が起こってしまいました。6月25日夜11時ごろ、JR東海道線の南草津駅で、立命館大学の男子学生が、ホームを通過中の貨物列車に接触し転落して死亡したのです。

 報せを受けたときには耳を疑いました。だって、先日6月15日にJR西日本本社と交渉した際、私たちの提出した要望書のなかに「ホーム、駅舎の安全対策」として「転落防止用防護柵の設置――新快速・快速の通過の際、ホームにいる人が風圧で危険を感じています。少なくとも新快速通過駅の新快速通過側ホームには転落防止策を設置すること。視覚障害者の安全対策として設置可能なホームにホームドア(可動式ホーム柵)を設置すること」と入れてあったのです。事故の起きた南草津駅はまさにその対象駅です。

 交渉当日、JR西日本は、草津〜西明石間で通過する駅は全部で31駅あり、うち13駅はすでに柵を設置しているとしたうえで、残る18駅のうち10駅は「対応できない」と回答しました。その「対応できない」10駅の中に「南草津駅」が入っていました。

 悔しいです。せっかく実態調査もし、JRと交渉したにもかかわらず、現時点では対策を進展させられずに、こうした事故が起きてしまうとは…。

 6月28日、現地に行きました(詳しくはニュースをご参照ください)。JR西日本京都支社の担当者から説明を受けて驚きました。この駅では直近の3年間だけでも、03年に1件、04年に4件、そして05年に今回の1件、それぞれ死亡事故が起きているといいます。まさに死亡事故多発の危険駅です。事故があった外側のホームには1日わずか5本しか列車が止まらない(他は新快速などが通過するだけ)のに、なぜ転落防護柵を付けることができないのか!

photo 現場の調査を終え、その足で立命館大学びわこ・くさつキャンパスへ。担当職員の方に、お悔やみを申し上げ、15日のJR交渉の報告書をお渡しするとともに、南草津駅の安全対策についてのJRの姿勢を率直に報告させていただきました。きくと、亡くなったのは理工学部の4年生だそうで、すでに大学院進学が決まっていたとのこと。無念だったろうと思います。くさつ・びわこキャンパスには、16000人の学生が在学し、うち半数はJR南草津駅を利用して通学しているそうです。私の報告に「確かに、物理的に対策を施さないと防げないですね。わざわざありがとうございました」と感謝の言葉をいただきました。大学当局が、学生、教職員とともに声を上げることは大きな力になると思います。

 事故の現場に立って、あらためて、JRの安全に対する無責任な姿勢を根本から正すために、そして亡くなった若い命の無念に応えるために、徹底的にこの問題に取り組みたいと決意を固めました。

 調査に先立ち、建交労滋賀県本部を訪ね、山口副委員長、吉川書記長とJRの安全問題について意見交換させていただきました。すでに2年前に「JRの安全を求める滋賀の会」を立ち上げた先見性と運動は大変参考になりました。

ぜひ、ご意見ご感想をお寄せください
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