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京阪電車と懇談 「淀川のわんど」をご存知ですか?

2005年06月09日

 JR西日本の事故以来、鉄道利用者の不安が大きくなっています。きょうは、淀川の左岸を大阪市内の淀屋橋から京都市内の出町柳まで結ぶ京阪電車の安全問題について、京阪本社の担当課と懇談です(詳しくは「ニュース」をご覧ください)。

photo 印象に残ったのは、京阪電車の担当者から見たJR西日本の異常ぶり。「京阪でもダイヤ改正はあるが、停車駅を増やしながら、運行時分は変えないなんて考えられません」「運転士を要請する指導員は、経験10年で無事故が前提。年齢は30代後半から40代です」とのこと。「しんぶん赤旗」のスクープによると、南海電車が運転士まで契約社員にするそうなので、一概に”安全問題はJRより私鉄がマシ”とはいえないのかもしれませんが、京阪の担当者の驚きようは、JRの特異な体質をよく物語っていると感じました。

 すべての鉄道会社で安全が何よりも優先されるよう、引き続き取り組みを強めたいと思います。

 京阪電車との懇談のあと、党枚方市議団長の西村たけしさん、衆院大阪11区予定候補の山下京子さんとともに、淀川の河川敷へ向かいました。

photo みなさんは淀川の「わんど」ってご存知ですか?淀川の本流沿いにある水のたまっているところで、本流とつながっているか、水が増えたときには連なってしまうようなところをいいます。水の力によって自然にできた「たまり」とは違い、明治の初め、オランダから来た技師たちが河川改修工事でつくった、水の流れを制御する「水制」に、土や砂がたまり、そのうえに水際を好む木や草が茂ってできたのが「わんど」です。「わんど」は水の流れもなく、魚や貝、鳥、植物が生きるためにはとてもよい環境なのです(詳しくは淀川河川事務所のHP「淀川のわんど」をご覧ください)。

photo 枚方市樟葉(くずは)地区の淀川左岸にも、かつては「わんど」が8つも残っていて、イタセンパラや小倉沼貝など貴重な生物の宝庫だったそうです。淀川の環境を守る運動をされている年金者組合の元山さんは「40年前はわんどで泳ぎました。1bくらいの鯉も取れたんです」といいます。

photo 自然保護団体や市民の運動、学者・研究者の要望もあり、現在、国土交通省・近畿地方整備局・淀川河川事務所による「わんど」再生事業が進行中で、石組みの新しい「わんど」が2つ出来ていました。50bプールのようでなかなか壮観。水は少しにごっていましたが、西村さんが水辺の泥を手で掘り返すと5aほどの小倉沼貝が見つかりました。貝を見せながら「子どもの頃は10aはある大きな小倉沼貝がたくさんいたんですよ」と西村さん。

photo 昔と比べて環境は悪くなっているけれど、淀川にはまだまだたくさんの生き物たちが住んでいます。いまならまだ間に合います。子どもたちに豊かな自然を手渡すために、「わんど」再生など淀川の自然を守る運動に私も関わっていきたいと思います。

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