このところ大阪の地でも、憲法改悪に反対する草の根の運動が急速に広がっています。4月25日の「九条の会・おおさか」(落語家の桂米朝さん、作家の藤本義一さんなどが呼びかけ人)の結成や、5月3日の「おおさか憲法のつどい」の成功が運動に勢いをつけています。
今日参加した、党城北地区委員会主催の憲法改悪反対運動学習交流会議でもそのことを強く感じました。参加者の発言は、それぞれ多彩で、運動発展のヒントに満ちたものでした。
「大阪司法書士九条の会」が多数の司法書士会会長経験者の呼びかけで準備されている話、7人兄弟の家族があつまって「親族九条の会」をつくった話など、はじめて聞くとりくみもたくさんあって驚きました。うちわ、はがき、うた、タイ旅行など、楽しい憲法グッズや行動も登場しています。いよいよ運動が自発的に広がっているんだなと思いました。すばらしいことです。
私はまとめのあいさつで、日本共産党が草の根の運動でがんばることの大切さを強調しました。国民にとっていちばん身近にある草の根の組織はなにか?じつは小学校と郵便局と日本共産党の支部なんです。それぞれ全国に約2万4千ずつあります。この党支部が、各地域で「九条の会」づくりの一翼をになうなら、憲法改悪に反対する国民多数派結集への大きな力となります。
しかも、この運動に取り組むことは、新しい出会いとつながりをひろげ、党活動が元気になります。対話の中で出てくる疑問や質問に答えるために「しんぶん赤旗」をよく読むようになるし、増やす力にもなります。党活動にとっても一石何鳥にもなる運動です。
「山下さんの話を聞いて、草の根でもっと党支部ががんばらなアカンなと思いました」との感想もいただき、今日の講演とまとめは成果アリです。会議でも交流されたように、難しく考えすぎないで、自由闊達に、憲法を守る草の根の運動をひろげたいですね。