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靖国問題が井戸端会議の話題に 北河内南で「比例・山下デー」 京橋で障害者の皆さんにエール

2005年05月18日

 今日は北河内南地区の「比例・山下デー」でした。

 午前中は守口市の八雲地域で岩下信幸前市会議員や党支部の皆さんとともに街頭宣伝。自転車にハンドマイクとビラを積み、「憲法9条を守りましょう」ののぼりを立てて出発です。いまにも降り出しそうな空模様でしたが、「僕は雨にぬれるのと新聞が減るのがいちばん嫌いなんですよ」という岩下さんの”嘆き”が功を奏したのか、行動中は降られずにすみました。

photo 団地やスーパー前など5ヶ所で演説。「憲法を守る1点で立場を超えて力をあわせましょう」との呼びかけはなかなかの反応でした。ベランダでじっと聞く人あり、買い物客との「何の宣伝?」「憲法守ろうという宣伝です」「がんばって」の会話ありなど、選挙最終盤のような直接的な反応ではないけれど、訴えはじわりと届いている感じです。時間と場所の関係で女性が圧倒的に多かったこともあるかもしれませんが、「憲法9条を変えるいちばんの狙いは、アメリカといっしょに海外で戦争する日本に変えることです」の訴えは、少なくとも「共産党がまた大げさなことを言っている」という反応ではなく、「あるかも知れない」という受けとめだと感じました。

 これは大事です。国会では自民、民主、公明が、9条改憲の方向で同一歩調をとっていますが、憲法は国会議員だけで勝手に変えることはできません。最終的には国民投票で国民の過半数の賛同を得なければなりません。私たちの宣伝、対話、署名は、そのときまで人々の意識の中に着実に蓄積されていくものなんだと感じます。確信を持ってがんばりたいですね。

 午後は寝屋川市へ。まず萱島地域で党支部の皆さんと「しんぶん赤旗」のおすすめ。どこでも、JR事故、郵政民営化、憲法改悪、消費税増税などの問題で対話が弾み、「そうやね、あきらめてたら悪くなるだけやもんね」「共産党にもっと伸びてもらわんとね」など5人の方が読者になってくださいました。

 続いて、駅前商店街の役員訪問。アポなし訪問でしたがとても面白かった。小さな薬屋さんで「大型ドラッグストアの出店ラッシュで大変でしょう。対応策は?」と女性店主にたずねると、お店のイスに座っていた年配の女性客が「私らが毎日来てしょうもない話ができる店やねん」と代わりに答えてくれました。

 「なるほど、そんな井戸端会議は大型店ではできませんものねえ。ところでどんな話をされるんですか?」と聞くと、「いまちょうど小泉さんの話してたとこ。靖国神社に行かんでもええやんかって」と女性客。びっくりしました。井戸端会議で靖国問題が話題になっているとは。どうやらテレビのワイドショーの影響のようです。

 偶然にも、靖国問題も詳述した先日の不破議長講演の載った「しんぶん赤旗」日刊紙をたくさん持っていたのでお二人に手渡してしばしの靖国談義。

 「靖国神社ってどんな神社かご存知ですか?」「知ってるわよう。戦争中はお国のために死んだら靖国で神様になるって言われてた」「そうですよね。それで国民を戦争に動員した。戦後は東条英機ら戦争犯罪人を戦死した人といっしょに祀りました。いま靖国神社はどんなことしてるか知ってますか?」「さあ、行ったことないしねえ」「展示館ができたそうですね。あの戦争は正しい戦争だった、アジアを解放するための戦争だったっていう展示になってるそうですよ」「へーっ」「そんなところに日本の総理大臣が参拝したらアジアの人たちが反発するのは当たり前ですよねえ」「そうや、お参りするのはなんぼでもしたらええ。けど靖国神社に行かんかてできる。心の中でお参りしたらええんや。神様はちゃんとわかってくれるはずや」「なるほどねえ。戦争で亡くなった人を敬うのは心の中でもできると」「そうそう。それをわざわざ行くのは小泉さんが形だけ見せたいからや。ほんまにお参りする気持ちなんかあらへんのちがう?日本が昔中国の人たちにしたことがええことやったらかまへんけど、悪いことしたんやから、あっちの人の気持ちも考えんとなあ」

 参りました。見事な政治判断です。「お母さん、意見があうなあ。これも面白いから読んどいて」と日曜版と名刺を渡して握手。「はい、がんばって」と激励もいただきました。「ところで何の話でしたっけ?」と女性店主と顔を見合わせ大笑い。なんとか思い出して、大型店の出店ラッシュには何らかの規制が必要と政府も言い始めていることを紹介しお店を後にしました。

 次にたずねた商店街会長で、食品スーパーの会長とも話が弾みました。売り場に立っていた会長に名刺をお渡しし、参議院議員時代の6年間、商工委員・経済産業委員として商店街問題、大型店問題に取り組んできたことを自己紹介すると、「よろしければ事務所でお話しませんか」と二階の事務所会議室に通されました。

 会長は、30年ほど前に寝屋川に来ていまの商売を始めたこと、それまでは大阪市内の市場で商売をしていたことなど、商売一筋の人生を語ってくれました。現在は寝屋川、枚方で食品スーパーを中心に何店舗か展開されています。

 私は、欧米では、地域の文化や高齢者の暮らしを支えている商店街の機能を高く評価し、それに大きな打撃を与える大型店の出店規制を90年代に強化してきたこと、ところが日本では逆に、大店法による規制を緩和し廃止してしまったこと、当時反対したのは日本共産党だけだったが、その後の大型店の身勝手な出退店が、商店街だけでなく街づくりにも深刻な打撃となっており、日本商工会議所など中小企業4団体がそろって見直しを要求し、政府も検討し始めていることを紹介。会長は大きくうなづきながら聞いてくれました。とくに、高齢化社会を迎える21世紀の地域社会において、身近に買い物できる場所を提供する商店街は”地域共有の財産”との認識は完全に一致しました。

 不破議長の講演もお渡しし、「大阪はアジアとの交流の歴史が深いまち。最近の中国、韓国との関係悪化は大阪の経済、商売にとってもマイナスではないでしょうか。ぜひお読みいただきご意見、ご批判を頂戴できればと思います」とおすすめすると、これまた大きくうなづき、「せっかく来てくれたのですから、1ヶ月読ませていただいて続けるかどうか決めましょう」と「しんぶん赤旗」日刊紙を購読してくださることに。ありがとうございます。

 充実した行動を終え、寝屋川からの帰路、京阪京橋駅のエスカレーターを降りていると「私たちの声を聞かずに法案を通すなー」と元気なシュプレヒコールが。見ると車椅子に乗った障害者の皆さんが3、40人ほどで宣伝していました。いま国会で審議中の「障害者自立支援法案」に反対するアピールです。これまでの「所得に応じた負担」から「サービスに応じた負担」つまり「障害の重い人ほど負担が重くなる」という仕組みへ大改悪する法案は「障害者自立”破壊”法案」と呼ぶほうがふさわしい。4月14日には大阪城公園野外音楽堂に3800人もの障害者の方があつまり「考える集い」を大成功させました。私もそのとき連帯のあいさつをさせていただきました。

 今日の行動は障害者共同作業所「あるる」の人たちによる行動。みんな若い。一所懸命コールしていました。声をかけると「国会に対して私たちが監視してますよっていうことを示す行動です」と代表。「これからが本番、がんばりましょうね」と握手。若い女性が「皆さ〜ん、共産党の山下よしきさんが激励に来てくれましたあ〜」と紹介してくれ、手を振ってエールの交換。がんばろうぜ、みんな。

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