日本共産党前参議院議員 山下よしき トップページへサイトマップ
記事検索
くらし応援 戦争NO! 山下よしき
原点・山下よしき

新しい政治の流れ
演説・論戦・講演
活動
活動記録
いつも現場に
総選挙2003
プロフィール
ごあいさつ
略歴
ご案内
事務所のご案内
リンク集
よしきからあなたへ

手作りのザボン漬け

2005年05月15日

 「きょうは山下さんに珍しいものを食べさせてあげるわ。なんだかわかる?」

 淀川区新高にお住まいの高本さん宅をたずねたときのことです。瀬戸内の小さな島がふるさとの高本さんは、根っからの料理好き。時折たずねると、昔の島の暮らしや、大阪での苦労話とともに、手作りの”珍しいもの”を食べさせてくれるのです。

photo 「さあ、なんやろ」と待っていると、奥の台所から「ザボン漬けって知ってる?」と高本さんの声。「ザボン漬け」なら子どものころ祖母がおやつにくれたのを覚えています。ザボンを砂糖で煮詰めたお菓子だったと思います。「知ってると思うけど…」とあいまいな返事をしているうちに、小皿にのった「ザボン漬け」が登場。橙(だいだい)色の中身にグラニュー糖がたっぷりまぶされています。「食べてみて」と高本さん。

 「では、いただきます」。一口食べてびっくり。上品な甘さと柑橘系のほんのりした苦さが絶妙です。「うまい!」。思わず声を上げてしまいました。「そう?よかった」と高本さん。

 「これどうやって作ったの?」と聞いてまたびっくり。「ザボン漬け」だけど使ったのはふるさと特産の「安政柑」、しかも実ではなく皮の部分とのこと。分厚い皮の表皮はそぎ落とし、白い綿のような部分をお湯で何回か煮て渋みを取り、次に砂糖で数時間煮てから、絞ったものをグラニュー糖のうえに並べ、天日で2日間干すのだそうです。

photo 「えーっ、これが実やなくて皮?」。不思議です。歯ごたえはちょうど羊かんのようですし、なにより柑橘系の味と香りがしっかりついているのです。これがあの綿のような皮からできるなんて…。ためしに安政柑の皮の白い部分をそのまま食べてみました。なるほどけっこう味と香りがついています。

 昔の人の築いた食文化はたいしたものですねえ。それを継承する高本さんも。どうもごちそうさまでした。

 今日は、淀川区の田川、新高、西三国で、党支部の方とともに党勢拡大の行動。党員が1人、「しんぶん赤旗」読者が10人増えました。夜は、大阪の憲法運動の発展のための知恵だし会議。とってもいい知恵がでましたよ。

ぜひ、ご意見ご感想をお寄せください
ひとつ前のページに戻る
日本共産党 市田忠義 しんぶん赤旗
トップページへサイトマップ
Copyright (C) 2003-2006 YAMASHITA YOSHIKI All rights reserved.
本サイトの内容を無断で複写複製することはできません。