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JR事故と憲法問題で宣伝と講演 「クセ球に手を出さず、直球を撃ち返そう」

2005年05月14日

 午前中、城東区内を大型宣伝カーで街宣。佐藤倫理府政対策委員長、自治体労働者後援会山口事務局長も一緒でした。お天気も反応もよく気持ちよかった。私は、JR事故問題と憲法問題を中心に訴えました。

 過密ダイヤを組み、遅れたら高速運転で回復させる一方、自動列車停止装置(ATS)は設置していなかったJR西日本。この「利益優先、安全軽視」体質の根本には、18年前の「国鉄民営化」法案の第1条に「効率的な経営」が掲げられたことがあります。その結果、JR西日本の職員は発足時(87年)の5万人から現在3万人へと減らされました。経常利益は増え続けている(04年度は98年度の1・5倍の744億円)のに、ATS設置工事費は激減(98年度の21億円から04年度の5億円)しています。安全より利益を優先させてきたJR西日本の体質を作ったのは政府自身ではないのか!いまそのことが問われているのだと思います。

 午後は、自治体労働者後援会の「日本共産党を知る会」で1時間の講演。青年労働者から「憲法を変えると平気で政府の人が言っちゃっていいんですか?」「マスコミが本当のことを知らせないことも大きいんじゃないですか?」などの質問も出て面白かった。あとの懇談会では、ベテランの党員から自分が入党したときの話もされ、青年たちも真剣な表情でした。若い同志が増えることはとてもうれしいこと。朗報を待ってます。

photo 夕方、大阪駅前第一生命ビル(JALプラのあるビルです)前で宣伝。長谷川良雄衆院大阪4区予定候補、堀田文一大阪府議らと。以前から演説スポットとしては定番の場所ですが、西梅田再開発後、人の流れがすっかり変わったことに驚きました。以前は大阪駅との間の横断歩道を渡る人に向かって演説していましたが、いまは西梅田の新しい商業ゾーンに向かう人のほうが多いくらい。

 私は「JR事故の教訓を生かし、人の命が何より大事にされる政治と社会をつくりましょう。人の命をいちばん粗末にする戦争をしないために憲法9条を守りましょう」と語りかけました。20代の若者たちからたくさん手を振ってもらいました。ありがとう。

 夜は、東淀川区の党後援会の総会。「憲法を守るたたかいと日本共産党」と題して40分の講演。このテーマなら、日本共産党第3回中央委員会総会決定がいちばんのテキスト。5月3日憲法記念日の集会での志位委員長あいさつとともに増し刷りしていただいて、それをベースに講演しました。

 いま、「戦力保持の禁止」と「交戦権の否定」を規定した憲法9条2項を改変し、自衛隊あるいは自衛軍の保持を明記することが、改憲勢力の共通した主張になっています。この方向で憲法が変えられたらどうなるか。その結果は、自衛隊の現状を憲法で追認することにとどまりません。「自衛隊は戦力ではない」、だから「海外での武力行使はできない」という、これまでの建前が崩され、「海外で戦争をする国」に日本を変質させる重大なものとなります。「自衛隊の現状を憲法に書くだけの改憲なら賛成」と考えている人々も含め、改憲の目的が「海外で戦争をする国」づくりにあることを広く明らかにすることが大事です。

 この点は、いまの憲法をめぐるたたかいの要だと思っています。改憲派が国民に投げるボールは、「憲法を変えて海外で戦争できる国にします」という直球ではなく、「自衛隊は現実にあるのだから、それを憲法に書くだけです」という変化球(というかクセ球)です。国民に直球を投げることを、彼らはビビッているのです。

 クセ球には手を出さず、直球を撃ち返せる力を国民のなかで大きくしたいものですね。

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