午前、妻の運転で大阪生駒霊園へ。｢第16回大阪解放戦士合葬追悼会」に参列しました。社会進歩のために活躍され、志なかばにして亡くなられた皆様に、日本共産党大阪府委員会を代表して追悼の辞を述べました。98名の新たな合葬者名簿の中には、元大阪府知事の黒田了一さんや、私の選挙で大変お世話になった倉田かつ末さんのお名前も。恩人との思い出が胸をよぎり、言葉が詰まってしまいました。合掌。

　いったん自宅に戻り、礼服を着替えて、難波へ。吉井英勝衆院議員、矢達幸大阪市議とともに街頭演説。吉井さんは、尼崎でのＪＲ脱線事故直後、現場に急行したことを報告し、利潤第一で安全をないがしろにしてきたＪＲの姿勢を批判、同時に「規制緩和万能」論にとらわれてきた日本共産党以外の各党の責任も問われると指摘しました。

　なるほど。今朝の新聞で、民主党国会議員が事故当日にＪＲ職員といっしょに宴会していたことを知ってあきれましたが、｢規制緩和万能｣｢安全軽視」の思想のなせる業なのかもしれませんね。それにしても、国民多数の命にかかわる重大事故を横目に宴会ができる国会議員っていったいなんなの？

　夜、｢関西労働学校50周年記念レセプション」へ。50年の間に大阪の労働運動、民主運動にあまたの人材を輩出してきた労働学校。かくいう私も、生協に就職したばかりのころ、職場の若い仲間を誘って毎週労働学校に通ったものです。中田進先生の講義は、仕事でくたくたになった青年労働者を少しも眠たくさせず、脳に刺激を与えるとても面白いものでした。｢人間の祖先は樹上のサル。そのサルの祖先はモグラの仲間なんやて。皆さんこんど土の中から顔を出してるモグラを見つけたら、『こんにちは兄弟』って声かけたってくださいね」てな感じでした(そこしか覚えてないんですが…）。他の職場の青年と交流できるのも楽しかったなあ。

　思い出にふけってばかりいてもしょうがないので、会場で若い受講生たちに労働学校の魅力を直撃インタビュー。「目の前の仕事のことばかり考えていた時よりも、視野が広がって肩の荷が軽くなりました」(学童保育指導員）、「自分の問題意識をどんどんぶつけることができて楽しい」(高校教師）などなど。みんな考え答えるときの目はキラキラです。21世紀を拓くキラキラ目の人材をたくさんたくさん育てる労働学校へ盛り上げたいですね。