新しい党本部で開催された第3回中央委員会総会（6、7日）から帰ってきました。非常に明るい会議でした。幹部会報告に立った志位委員長は、昨年の参院選後の活動を概括した上で、①憲法改悪反対の国民的多数派の結集を、②内外情勢のいくつかの焦点と日本共産党の立場、③「第24回党大会をめざす党勢拡大の大運動」を呼びかける、④国政選挙、東京都議選と中間選挙での前進をめざして、の4つの主題について報告（くわしくは「しんぶん赤旗」などでご覧ください）。38人が発言しました。
会議が明るかった根底に情勢の変化があります。民主党は「野党とは言わない。『脱野党宣言』――『反自民』の考えから脱却する」と宣言。実際の動きも、憲法改定と消費税増税で、悪政に対決しないどころか、「悪政推進について協議し、合意形成を進める」（志位報告）状況になっています。「自民・公明もあかんけど、民主党も一緒や。ここはひとつ共産党にがんばってもらわな」という声がじわじわ広がっています。奮闘いかんでは前進が勝ち取れるという手ごたえを、全国の党員と党組織が感じているのです。
中央委員会総会では私も発言しました。大阪でも「憲法擁護の連鎖反応」とでも言うべき著名人の決意と行動が広がっていること、草の根でも「思わぬところで待ってくれている人がいる」ことを紹介、日本の政治に新しい道を拓く構えで大阪の地で憲法改悪反対運動を広げたいと述べました。そして、党大会の開催は驚いた（予想より早かったのです）けど、そこまでしても党勢拡大に力を集中して突破すべきときなんだ、それが「オール与党」政治に苦しむ国民に対する責任なんだと受け止めたこと、「いかに全支部・全党員が参加する自覚的な運動にするかが最大のカギ」に太い道が示されたと感じたこと、さらに、「温かい人間的連帯にあふれた党づくりにとりくみ、支えあって運動の推進を」の提起は、東淀川区の井高野支部の「つるし柿」の話にも通じるものでうれしかったと発言。最後に、衆院選挙の前進に向けて比例近畿ブロックで候補者が心ひとつに「要求のあるところ近畿比例の5人あり」の立場で駆け回っていることを紹介し、「近畿比例5議席奪還」の決意を表明しました。
大阪、近畿で、みなさんとごいっしょに、3中総を力に新たな前進を拓きたいと思います。
