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淡路島へ 介護、漁業、農業とたくさんのご要望をいただきました

2005年03月28日

3月28日。朝からJR高速バスに乗って兵庫県・淡路島へ。淡路島では町村合併でできた北部の淡路市で7月に、南部の南あわじ市で10月に、それぞれ市会議員選挙がおこなわれます。

午前中は、南あわじ市の旧西淡町のえびす智彦元町議とともに行動。このあたりはタマネギ、レタスの産地として有名。えびすさんもタマネギを作っています。「甘くておいしい淡路ブランドのタマネギにこだわりたい」といいます。昨年10月の台風23号では三原川が氾濫し田畑が冠水しましたが、現在タマネギ畑は一面濃い緑色に覆われていて安心しました。

photoJA前で街頭宣伝後、台風で瓦礫が大量に漂着した慶の松原を視察。5km以上続く松原は見事。私が小学生の一時期過ごした香川県の津田の松原を思い出しました。夏には海水浴客でにぎわうとのこと。ところが砂浜にはまだ瓦礫の山が。国の対応が遅れていると聞きましたが、観光シーズンに処理を間に合わせることが肝心です。

photo お昼、淡路産の新タマネギのたっぷり入った八宝菜定食を食し、午後は旧南淡町の長船茂久町議とともに介護老人保健施設「ケアホーム南淡路」を視察。看護長の大寺さんに開所したばかりのきれいな施設を案内していただいた後、介護保険法「改正」案について懇談。「現場としては、まだ削るのか、という思いです」ときびしい声が出され、日本共産党の政策提案(「介護保険の大改悪を許さず、より良い介護制度にするために」)に共感が寄せられました。ここのスタッフはみんな若く、私が「介護施設で働く職員の地位向上は急務ですね」と水を向けると「そのとおり」とのお返事。介護の現場と政治が連携し、改悪でなく改善を勝ちとりたいものですね。

一日同行してくれた党淡路地区委員会の岡田常任委員(近畿大学の民青同盟で活動していた方で、私と同時代に大阪で青年運動にとりくんでいたと聞きぐっと親近感が湧きました)の運転で高速をとばし淡路市へ。旧東浦町の鎌塚俊子町議(大阪の此花区で活動されていたと聞きまたまた親近感アップ)とともに町営の特別養護老人ホーム「カーネーションホーム」を訪ねました。

photo 施設長の池本さんらと懇談。デイサービス利用者の半数以上は「要支援」「要介護1」の方だそうで、介護保険「改正」で、こうした方が切り捨てられると施設の経営も成り立たないこと、また入所者の食事代全額負担で月3万円の負担増となり、さらにホテルコスト導入で月4〜5万円の入所費用が12〜13万円に跳ね上がること、などの心配が語られました。「それでも退所して自宅に帰る方はゼロでしょう。それはできない。結局、家族の方の負担になると思います」とも。お年寄りの利用を抑え、家族も巻き込んで負担を増やし、施設経営も圧迫する――まさに介護保険の大改悪です。国会論戦と呼応し、立場を超えた世論と運動で、なんとしても阻止しなければなりません。

photo 続いて、旧東浦町の仮屋漁協へ。潮の香り漂う漁港にはたくさんの漁船が係留されていました。山口組合長ら役員と懇談。「底引き網漁」の漁区制限問題、油濁などの被害補償の立証責任問題、中国や朝鮮からの海苔の輸入問題、観光漁業などの振興策など、急な懇談にもかかわらず多岐にわたる問題を教えていただきました。共通して出されたのは「第一次産業を軽視して、日本人は飯を食えるのか」という憤りでした。おっしゃるとおりです。トヨタの車を売るために、日本の農業や漁業をつぶすことは、日本と世界の食糧安全保障から見て大間違いです。「参議院に居った先生やし、もしまた国会に戻るならぜひ漁業問題に取り組んでほしい」との熱烈な期待もいただきました。組合長さんたちの20代の息子さんがいずれも後継者になっていると聞いて、うれしくなるとともにぜひ国会に戻ってこの分野にも挑戦したいと、海の男のぶっとい手を握りました。

最後は、東浦町のカーネーション農家、岡田御夫妻を訪問。50年も前からこの地でハウス園芸に取り組んできたご夫妻は「ここら辺りは昔から温暖でええ花のようけ取れるところ。ええ花の取れるところは、人間もええ人間ができる」といいます。名言です。しかし、中国からカーネーションの輸入が増えて栽培農家がピンチになっていると聞き、ここでも政治の課題を痛感。日本の国土や文化を守り支えてきた人々の努力に報いる政治を、と意気投合しました。帰りに色鮮やかなカーネーションの花束をいただきました。

以上、今日もとても盛りだくさんで充実した一日でした。受け入れを準備してくださった皆さん、ほんとうにありがとうございました。ご期待にこたえられるよう全力を尽くしたいと思います。

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