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税っていったい何? 重税反対統一行動であいさつ

2005年03月11日

 今日は「3・13重税反対統一行動」。毎年、民主商工会の皆さんが中心となって、確定申告のこの時期に全国各地で取り組まれます。私は淀川区の集会に駆けつけてごあいさつさせていただきました。

photo 「税っていったいなんでしょうか。お上がその額を勝手に決めて下々のものから取り立てる、そんなのは王様や殿様のいた時代の話であって、近代社会では”税はかくあるべし”という原則がちゃんとあるんです。ひとつは、毎日の生活に必要なものには税をかけないという生計費非課税の原則、もうひとつは、所得の少ない人にはより少ない負担、所得の多い人にはより多い負担をしてもらうという累進課税の原則です。これが近代社会における税の民主的原則です。そして、納税者はこの原則に基づいて、自分で税額を計算して申告し、人間らしい生活を維持できる範囲で税を納める、これが納税者の権利です。

 ところが、いまの日本では、この税の民主的原則も納税者の権利も、大きく崩されているのではないでしょうか。今年になって、わずかな年金で爪に灯をともすようにして暮らすお年寄りからも、各種控除の廃止で、有無を言わさず年金から税金が天引きされるようになりました。お客さんや親企業から消費税をもらうことができない零細企業や業者に対しても、免税点の引き下げで消費税が課税されるようになりました。

photo その一方で、何兆円もの日本国民の税金で救済された銀行を、二束三文で買い取ったアメリカの投資会社が、その銀行の株を売り抜けて手にした3000億円の利益には、1円も税金がかからないという不公平がまかり通っています。中小業者を食い物にして巨万の富を得たサラ金・武富士の前会長の息子は、1600億円もの税金逃れが発覚しました。

 おかしいじゃありませんか。こうした税の不公平をただし、納税者の権利を守るためには、納税者自身が声を上げ、たたかわなければなりません。その意味で今日の重税反対統一行動はとても大きな意義をもつ行動だと思います。そして皆さん、こうした不公平を生み出している大本には、いまの政治があります。税金の集め方を決めるのも、税金の使い方を決めるのも政治です。所得の少ない人ほど負担の重くなる消費税の2ケタへの増税が計画されていますがとんでもありません。逆立ちした税金の集め方、使い方をすすめるいまの政治を大本から変えるために、ごいっしょに力をあわせようではありませんか」

photo 雨の中、公園に集まった数百人の方々が大きくうなずいてくれました。集会後、デモ行進して税務署へ。それぞれの申告書をみんなで提出しました。東淀川区の皆さんも合流。てらど月美(淀川区)、堀ちさ子(東淀川区)両府会予定候補とともに激励しました。

 ところで、朝、JR御幣島(みてじま)駅から「大野川緑陰道路」を歩いて西淀川区の党事務所に向かったのですが、緑陰道路はとっても気持ちがよかった。さまざまな種類の広葉樹が大きく育ち、野鳥のさえずりがあちこちで聞こえます。散歩を楽しむ市民の姿もたくさんありました。

photo 大野川は、かつて子どもたちが泳いだり、フナをとったりしていた川でしたが、高度成長時代、工場廃液でみるみる汚くなり、いっそのこと川を埋め立てて自動車道と石油パイプライン(大阪湾から西淀川区にあった製鉄所などに運ぶため)にしてしまおうという計画が持ち上がります。それに対して当時の西淀川区民が大反対運動を起こし、計画を変更させてできたのが、歩行者と自転車専用の緑陰道路です。大先輩のくつぬぎタケ子元参院議員も議員として大奮闘されました。

 今こうして歩いていると、そのときの住民運動の先見の明をしみじみと感じます。やはり街づくりは30年先を見越しておこなわなければなりません。大野川緑陰道路はそのいいお手本です。

 夜、北河内労働者後援会の皆さんに招かれ、党綱領の学習会。昨年3月に続き2回目ですが、前回より参加者がぐんと増えて50人に。綱領そのものと資料を使って2時間お話しました。職場でのたたかいにお役に立てば幸いです。

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