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ワインとお料理の「ひまわりのつどい」 とてもステキな夜でした

2005年03月04日

 とてもステキな夜でした。ある大企業職場の日本共産党後援会「ひまわり後援会」の「春を呼ぶつどい」にお招きいただきました。

 肥後橋のサントリービルで、ワインと食事をいただきながら、職場のこと、政治のことを語り合う企画です。集まった20人ほどのメンバーは圧倒的に女性。年に一度のつどいをとても楽しみにしているそうです。

 30分お話をさせていただいたあと私から質問。「いま職場はどうなっているんですか?派遣やパート労働者が増えていると聞きますが、どのくらいいるんですか?その人たちの要求は何ですか?」。

 この質問でがぜんつどいはヒートアップ。次々と職場の実態が出し合われました。

 「正社員は私1人に派遣が3人。派遣の人たちの要求は交通費。全額支給されないんです。仕事に来てるのに…。30代から40代で時給は1100円くらい。条件が違う人とも団結してというのはわかるがなかなか難しいんです」

 「労働者が2つのグループに分かれてるという程度じゃないんです。1人ひとり条件が違う。私の職場のチームには正社員と子会社の社員と契約社員とがいます。やってる仕事は同じです。何年か前、職場は7つに分社化されました」

 「労働組合が分社化・子会社化を推進してる。会社の代わりに労働者を説得するんです。仕事があるだけマシやって」

 「分社化でいちばん変わったのは、上司の言うことがえげつなくなったこと。各社の社長も2年で結果を出さなければクビなんで必死です」

 などなど。そしてある方がポツリ。「こんなことで企業は健全に発展するのか?製造工程まで下請けに丸投げして。みんなが社員だったときは誇りを持ってやってた。いまは事故も多い。日本の企業は儲けてるけど、給料は上がれへん。だんだん派遣の水準に合わせられる」

 別の方がポツリ。「パートばっかり雇ってる企業があるとNHKでやってたけど、どーしたらいいんですか?」

 いい質問です。私は即座に「ヨーロッパのように均等待遇のルールをつくることです」と答えました。

 「労働時間以外は同じ待遇にするんです。正社員もパートも同じ仕事なら時間当たりの賃金は同じ。違うのは働く時間が長いか短いかだけ。子育て中なので半日だけ働きたいとか、週3日だけ働きたいという方もいるでしょ。でも日本みたいにパートの時間給は正社員の3分の1とかじゃなくて同じなんです。

 そうなると、企業の側にとって、安あがりで使いすてできる労働力というメリットはなくなる。わざわざ正社員をリストラしてパートや派遣に置き換える意味がなくなる。これが急速に拡がる劣悪な非正規雇用に歯止めをかけるいちばんの道です。

 そのためには法律によるルール化が必要です。個々の企業の善意に任せてたのでは絶対に進まない。フランスではパート労働者の賃金は正社員の10%増しにしなければならないというルールまである。パートのほうが不安定だからという理由です」

 「へー、そんなん知らんかったわ」。皆さん、驚きと納得のご様子。そして「いまの話をもっと街頭とかでやってください」。なるほど、そうですね。この問題は誰もが心配していることですものね。さっそくトライしてみましょう。

 それと、「人間、自分は”勝ち組”だと思いたい。その微妙な心理を企業の側は突いてくる。私たちの給料だってたかが知れてるんやから、大きく団結しないとね」という趣旨のご発言も。深い分析です。そしてすばらしい構えです。大企業で働く労働者はこうでなくっちゃね。

 というわけで、あっという間の2時間でした。楽しくて元気の出る企画、ありがとうございました。

photo 今日は午前中、淀川区内の特定郵便局を6ヶ所訪問。国民にとって身近で便利な郵便局、安心な郵貯・簡保を、銀行、生保、アメリカ金融資本の儲けのためにズタズタにするのが「郵政民営化」の本当のねらい。日本共産党が一貫して反対していることに「うれしい限りです」「感謝してます」「とってもありがたいと思っています」と局長さんたち。「私たちが言うと、自分を守るためと思われるので言いづらい」という率直な悩みもきかせていただきました。

photo 午後は、東淀川区のこぶし診療所を訪ね、デイサービス事業について見学とレクチャー。介護保険法「改正」案では軽介護度の方の利用が抑制され、自己負担が増えることに。平均週2、3日通ってくるお年よりのいちばんの楽しみはお風呂。自宅で自分では入れない人も多い。そのデイサービスが週1、2回に減らされたら…。週に1回や2回しかお風呂には入れない生活が人間らしい生活といえるのか。なぜ最低ラインをさらに引き下げるのか。その政治の姿勢に怒りを覚えました。

photo 夕方、JR塚本駅で宣伝。粉雪混じる寒風の中、てらど月見・府会予定候補とともにマイクを握りました。

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