早朝5時に起きて妻に頼まれていた原稿を仕上げ、急いで電車に駆け込み阪急上新庄駅へ。定例の早朝宣伝。宣伝後のコーヒータイムでうれしい話ひとつ。夫の暴力から逃げてきた26歳の母と子を党支部が助けているとのこと。いろんなつながりで食器や水屋など生活用品を集めて届けたそうです。あったかいなあ。ついでに驚いた話ひとつ。「今日補聴器忘れた」という年配の党員に補聴器の値段を聞くと、片方20万円もするとか。保険適用なしとも。失くしたらえらいことです。

　そのまま党淀川・東淀川地区事務所によって、パソコンを借り、4月に予定されている「リストラ反対・雇用と地域経済を守る大阪交流集会」の準備。1時間でメモを作って府委員会へ送りました。

　時計を気にしながら電車で天神橋筋六丁目へ。チェックしておいた映画『モーターサイクル・ダイアリー』を鑑賞。キューバ革命の英雄エルネスト・チェ・ゲバラの青春時代を描いた映画です。

　医学生でもあるエルネストは親友のアルベルトとともに故郷のアルゼンチンからベネズエラまで南米大陸をバイクで旅します。途中、地主に土地を追い出された農民、酷使される銅山の日雇い労働者、スペインの侵略に滅ぼされたインカ文明などにふれながらハンセン病療養所へ。アンデスの厳しく雄大な自然、恋愛と失恋なども織り交ぜられ、観るものを飽きさせません。

　若い時に世界を見ることの大切さ、社会の矛盾を直接肌で感じ、悩み、模索することの大切さを感じさせてくれる映画でした。

　新梅田食堂街で定番の「ライト・ランチ」（530円という安さでライトどころかヘビーなボリューム）を大急ぎで食べ、阪急電車で京都・長岡天神へ。

　党乙訓地区委員会で衆院京都3区の石村かず子予定候補、長岡京市、向日市、大山崎町の各議員の皆さんと合流。国道171号線の沿線に歩道がない場所、京都第二外環状道路予定地の調査です。

　百聞は一見にしかず。国道171号線向日市菱川交差点付近は道幅も広く、なんでここに歩道がないのか不思議なほど。松山幸次市議からこの間の経過説明を受けました。（写真は石村さんと各議員団の皆さん）

　同じく国道171号線の大山崎町の西端、大阪・島本町との境界付近は、淀川の堤防の上がそのまま国道になっている部分。堤防幅いっぱいに国道がとおり歩道はなし。目の前をビュンビュン大型車が走り抜け危険を感じました。安田久美子議員によると10年ほど前に15歳の少年が自転車で走行中に後ろから車に引っ掛けられて死亡したそうです。一刻も早く対策が必要です。

　続いて「にそと（京都第二外環状道路）」の予定地に。大山崎中学校の運動場が道路予定地になっています。中学生たちがクラブ活動中でしたが、小泉川の土手や大きな木に囲まれた運動場は環境抜群。何でこんなとこに道路通すの？といいたくなります。校舎と運動場を少し移動させるそうですが、子どもたちにはなんとか最高の環境を手渡したいものです。しぶや進議員が「山中はオンリーワン（町内唯一の中学校なのです）」「私たちの宝」を合言葉に、住民に情報を提供しながら運動を始めていることを教えてくれました。

　最後は長岡京市の「にそと」予定地へ。現地に立ってうなりました。すばらしい風景です。ホタルのすむ小泉川の後には京都西山の美しい山なみが連なっています。こんもりした竹林のすそには田畑もひろがっています。平山功、浜野利夫両市議によると、道路公団はここに地上20�bの高さで道路を通そうとしているというのですから大疑問です。そんなことをしたら景観が台無しです。住民運動のしがいがあるなと思いました。

　地区事務所にもどり金森亨地区委員長に報告。ともに運動する決意を述べて次の宣伝場所へ移動です。出掛けに『乙訓の党のあゆみ　地区党30周年を記念して』という冊子を発見したので購入。

　阪急、地下鉄、近鉄を乗り継いで伏見区の東大手筋商店街へ。石村かず子さんと、80年続くメガネ屋のご主人にごあいさつ。「大型専門店の影響は大きい。けどいったん離れたお客さんも必ず戻ってくる。やはりメガネは安さより質の良さで選ばれるんだと思います」と心強いお話でした。

　大手筋商店街は京都でも有数の老舗商店街。立派なアーケードで人通りも多い。石村さんは毎週金曜日夕刻にこの場所に立っているそうです。冷たい雨の中でしたがビラをまいてくれる人もありありがたい。憲法と暮らしの問題で10分間の演説。佐藤和夫市議も駆けつけてくれました。

　京阪電車で四条まで出て、南座前からバスに乗り、京都４区の西京・右京合同演説会へ。きつねうどんで軽く腹ごしらえして会場のラボールホールに入りました。党京都西地区委員会の桑原剛史委員長にごあいさつ。

　会場は240人の参加者でいっぱい。京都4区の成宮まり子さんは民青同盟の京都府委員長も務めた元気ハツラツの予定候補。京都4区内の台風23号被害の調査・支援活動に駆け回りながら、地球温暖化防止京都議定書発効のカウントダウンにも参加するなど若さと行動力が魅力です。

　私はこくた恵二国対委員長のピンチヒッターとして演壇に。直前の成宮さんの演説で会場の熱気も上がりとても話しやすかった。皆さん要所、要所で身を乗り出すようにして30分聴いてくださり、「元気になった」「スカッとした」「おもしろかった」の感想も。よかった。京都まで来た甲斐がありました。(写真は成宮さんと娘さんに私）

　95年参院選をともにたたかったかみね史朗府議や、92年西山登紀子さんの応援でいっしょに漫才をしたせのお直樹市議、沖縄県議選の応援でごいっしょした藤原冬樹市議にも再会できなつかしかった。「早く参議院に戻ってよ」と藤原市議よりの激励。ありがたいけど藤原さん、ちょっとちがいます。今度は衆議院ですから。

　というわけで愉快な演説会でした。これからもよろしくお願いします。