朝、阪急淡路駅で宣伝。「平和」と筆文字で書いたきれいなリーフレット（「大阪憲法会議」作成）が好評で、出勤を急ぐ人たちもよく取ってくれました。故三木元首相の夫人の睦子さんや、「ヤンキー先生」のモデルの義家さんのコメントも載っているので、幅広い人々に憲法を守る大切さを考えていただくにはうってつけです。

　日中は、党大阪府委員会の「全議員会議」に参加。大阪府下全域から党の地方議員・予定候補が170人集まりました。議会活動はもちろん、住民の身近で生活相談活動や要求運動を担い、党員や「しんぶん赤旗」読者を増やす先頭に立って奮闘していただいている、日本共産党の「草の根パワー」の源ともいうべき皆さんです。

　私は「党綱領」について2時間の講義。歴史をゆがめようとする者たちに立ちはだかるためには、歴史の事実を知らなければならないこと、党の民主的改革の内容は、大企業を「敵視」「打倒」の対象としておらず「国民と大企業の共存」の立場に立っていることなど、日ごろ大事だと感じている点を中心にお話しました。「ここが面白かった」「ここはこう話したほうがもっとわかりよいのでは」など、ベテラン議員から積極的な反応が。豊かな内容を持つ党綱領の学習を、すべての党支部・党員にひろげる一助になれば幸いです。

　午後は、党中央委員会の今田自治体局次長が「『三位一体の改革』の現状と党議員（団）の活動」について2時間余り講演。戦後日本の地方財政制度がもつ優れた特徴、財政保障制度を崩そうとするねらいと地方の反発などを踏まえたうえで、それぞれの自治体でどうたたかうかを詳しく解明されました。

　とても勉強になりました。とくに「人件費の削減」「議員定数の削減」「アウトソーシング」「指定管理者制度」などへの対応は、「自治体市場化」の流れに抗しつつ、「住民の利益を守る」ことを基本にした対応が求められていると感じました。

　夜は、枚方の党と後援会の新春の集いへ。皆さん芸達者で「南京玉すだれ」「腹話術」「うたごえ」など盛りだくさん。私は「2005年を展望して」と題して30分の講演。山下京子衆院大阪11区予定候補、黒田まさ子府議、枚方市会議員団のみなさんとともに知事候補だった小林つとむ弁護士の姿も。「張りのある声で30分もようしゃべるなあ。さすがに若い」。

　佐山滋後援会長のお誘いで2次会にもおじゃま。「全教（全日本教職員組合）」の副委員長として中央でも活躍された佐山先生は私の尊敬する方。「部落民以外はみんな差別者」という立場に立つ部落解放同盟の歪んだ「解放教育」とのたたかいを通じて、大阪の民主的教師・教育論と運動の発展があったことなどをきかせていただきました。やはり大阪のたたかいの蓄積は分厚い。貴重なお話と激励をありがとうございました。

（写真上）枚方のつどいで講演

（写真下）おめでたい「南京玉すだれ」を披露する赤川さん