大阪での会議を中座して、奈良県橿原市へ。2月6日投票の橿原市議選の応援です。先月14日にもおじゃましたのですが、選挙本番に入って大激戦の様相となり、党の議席増へ攻勢をかけようと、近鉄八木駅前で大街頭演説会をやることになりました。国会開会中のため現職議員が戻れず、急きょ私にお鉢が回ってきたというわけです。

　八木駅に到着すると、すでにたくさんの人が。300人はいるでしょうか。竹森まもる、西川まさかつ両候補とともに、元衆院議員の辻第一さんの姿もありました。辻さんはマイクを握ると、身体を弾ませるようにしながら、張りのある声で演説され、お元気そのもの。聞くと、医師資格を生かして医療機関の仕事をサポートしながら、毎週1回奈良県の各地で「しんぶん赤旗」ご購読のお誘いに取り組み、選挙応援にも精力的に入っているそうです。気さくな人柄で知られる辻さんですが、その姿勢には頭が下がります。

　両候補の演説はさすがに気迫に満ちていました。八木駅南の開発の破綻のツケを、ごみ有料化など市民にしわ寄せ。それを日本共産党以外の「オール与党」が市長言いなりに容認。その中でも党議員は、入札制度の改善で1500万円の税金を節約し、国保税や介護保険の減免制度をつくらせてきたことを紹介。この議席を1人から2人へ増やしていただき、子どもたちの医療費無料制度の拡充やコミュニティーバスの実現に働かせてくださいとの訴えは、とても説得力があります。

　私は、始まったばかりの国会で、民主党の岡田代表が消費税増税を提案し、小泉首相が応じる姿勢を示すなど、自民と民主が「対決」どころか、大増税・国民負担増の道を手を取り合って進んでいることを告発。日本共産党は、国民の皆さんとスクラム組んで「弱いものいじめ」の政治と断固たたかうと決意を表明しました。通りがかりの方が「民主党に期待していたが、いまの話を聞いて考え直した。こんどは共産党に入れる」と語ってくれました。ヨシッ。

　演説会終了後、聴衆の皆さんと握手。何人もの方から「山下さん、私も大阪の○○で活動していたんですよ」と声をかけられました。見覚えのあるお顔もありうれしかった。「近畿はひとつ」で勝ち抜きましょう。

　夜自宅に戻り、玄関のドアをあけると、「おにはーそとー」の声とともに豆が降ってきました。三歳の三男を先頭に、息子達と妻が笑いながら、「節分」の日の「お帰りなさい」でした。