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高橋千鶴子議員の質問に拍手。党地区、支部のご苦労を痛感

2005年02月02日

 便利ですねえ。インターネットによる国会中継。衆院、参院とも同時中継で見ることができるし、「ビデオライブラリ」で過去の審議もチェックできる。先日(1月28日)の衆院予算委員会での高橋千鶴子議員の質問をTVで見損ねたので試してみたら簡単でした。これからはビデオ録画しなくてもいいなあ。

 高橋千鶴子議員の質問はとっても良かった。自然災害の被災者への公的支援、とりわけ住宅本体の再建に対する公的支援を、情と理の両面から小泉首相に迫りました。

 感心したのは、高橋議員が、昨年の新潟県中越大震災や、10年前の阪神・淡路大震災の被災者の実態と生の声に加え、1967年の新潟集中豪雨で両親と2人の息子を亡くした自民党の故佐藤隆衆院議員が奔走して災害弔慰金制度が実現したいきさつまでさかのぼって紹介したことです。

 私も、佐藤氏の著書を読んだことがありますが、自然災害で肉親を失った無念を胸に、政治家としての使命感に燃えて奮闘した生き様に感動を覚えたものです。佐藤氏は同制度の実現について「個人災害の補てんは個人の責任であるという大原則の修正」と評価しています。高橋議員はそのことも示して、市民の運動が「個人補償はできない」としてきた政府の壁を少しずつ動かしてきたと説きました。

 情理を尽くした質問はやはり相手に伝わります。小泉首相は「被災者に支援の手を差し伸べなければならないという佐藤議員の迫力ある、説得力ある言葉は、今でも耳に残っている。これから何ができるかという点についても、議論を深めていく必要がある」と答弁しました。数が少なくなったとはいえ日本共産党国会議員団の存在意義を大いに知らしめてくれる質問でした。高橋議員に拍手です。

 ところで、災害被災者の住宅本体に対する公的支援の壁になってきた「個人の財産は自己責任が原則」という考えについては、私も国会で真正面から論戦を挑んだことがあります。住宅は「個人の財産」という面とともに、「人間の生存に不可欠な土台」という面をもっています。後者の面をちゃんと見るなら、政府が公的支援をおこなうことは憲法25条からも当然です。

 私の問いに対し、当時の関谷国土庁長官も、住宅が「生存権の土台」であることを認めました(詳しくは、1999年3月24日参院災害対策特別委員会の「論戦」をご覧ください)。この答弁は後の国土庁の報告書にも反映されることになります。

 大きな壁が動きつつあります。国民の多くが、あらためて、この国が災害多発国であることを認識したいま、いっそう運動をつよめたいと思います。

 今日は、午後、党大阪府委員会主催の「党学校」で「党建設」について3時間半の講義。80人の参加者がありました。「党を強く大きくすることは、選挙で勝つということにとどまらない、社会を変革する事業にとって切り離せないものだということがよくわかりました」「あたたかい人間集団づくり、支部づくりを目指しがんばらねばと、またあらたな勇気と確信を得ました」などの感想をいただきました。

 感想を読みながら痛感したことが2つあります。ひとつは、地区や支部の幹部の皆さんのご苦労です。国政選挙での新たな前進を準備するいまの時期の党活動には様々な困難がともないます。感想には率直な悩みもたくさん書かれていました。
 
 もうひとつは、そうしたご苦労を私自身もっとすすんで理解しなければならないということです。地区委員会や支部の皆さんとと深く心を通わせてこそ、大阪の党活動の全体が「あたたかい人間集団」として発展していくのだと思います。悩みや苦労を共有し、展望をともに切り開いていく副委員長にならねばと肝に銘じました。貴重なご意見ありがとうございました。

photo 夜は、西淀川春闘共闘主催の憲法問題学習会で講演。労働組合が、憲法問題を学習し、地域の運動の中心となることはとても大切だと思い講師を引き受けましたが、50人も参加してくれてよかった。9条と25条の値打ちを中心にお話。エレベーターのなかで「いいお話をありがとうございました」と声をかけていただきひと安心です。


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