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雪の降る近江路を行く

2005年01月12日

 今日は、滋賀県に入りました。昨年の衆院比例近畿ブロックの候補者会議で「近畿各県をどんどん回りたい」と決意を表明していたのですが、新年になり滋賀県から本格的にスタートです。

photo 党県委員会事務所で、奥谷委員長はじめ勤務員のみなさんにごあいさつ。その後、滋賀県下の各団体事務所まわり。膳所(ぜぜ)診療所、滋賀自治労連、高教組、全教滋賀、第一法律事務所、滋商連、大津民商、県職員組合、保険医協会、新婦人の10団体を訪ねました。

 駆け足でしたが、これだけの団体を訪問すると、滋賀県下の要求と運動の特徴が良くわかります。市町村合併の押し付けが住民の反撃を呼び起こしていること(日野町では昨年7月に民主町長が誕生し、湖北町でも250票差まで追い詰めた)、公立高校入試を全県1区制にする企てがあること(公立高校と教員の序列化がいっそう激しくなり、受験競争がさらに過熱する)、中小業者の廃業が増えていること(民商はその中で会員を増やす「反転攻勢」の挑戦をし続けている)、「混合診療」の解禁や介護保険の利用者負担増が国民皆保険制度を突き崩そうとしていることなど、話は多岐におよびました。

photo 夕方、膳所駅前で宣伝。帰宅する労働者、高校生が結構あり、手を振ったり、声をかけたりしてくれました。森しげき県議もいっしょでした。

 夜、ダイハツディーゼルの後援会の新年のつどいへ。守山市の会場に向かう途中、重たい雪が降り始め、あたりは見る見る雪景色に。さすがは積雪の日本記録(学生時代に滋賀出身の友人に聞きました。確か11メートルだったと思うのですが…)を持つ滋賀県です。

 滋賀の記録は積雪量だけではありません。「このあたりは天保年間に大規模な百姓一揆があったところです」。同行してくれた元滋商連事務局長の稲月さんが教えてくれました。譜代の彦根に比べてきびしい検地、検地用の竹ざおを短くして年貢を重たくする不正に、怒りが爆発し、河原には1万4千人もの農民が集まったと記録されているそうです。こうした民衆のたたかいが、今日の押し付け合併への反発に受け継がれているのかもしれません。

 ついでに「近江商人」について尋ねると、江戸時代の中期に神崎郡五個荘(ごかしょう)町あたりで、蚊帳や椀をつくり、中山道や東海道ルートで行商した人々があり、それが近江商人の起源となったそうです。兼松や丸紅は五個荘の出身だとも。

photo 近江の歴史に耳を傾けているうちに会場に到着。ダイハツディーゼルの後援会は、2003年総選挙でも労働者演説会をとりくみ、私も弁士でおじゃましたことがあります。当時私は、党本部で「リストラ反対、雇用を守る闘争本部」事務局長の仕事をしていたのですが、全国の大企業職場でリストラ・首切りの嵐が吹き荒れる中で、滋賀のダイハツディーゼルが基本的にリストラ攻撃を許していないことに驚いたものです。1960年代以来、労働組合の役員選挙で、たたかう候補者の当選を着実に増やし主流派になってきたことが、労働者の雇用と権利をまもる決定的な力になりました。多くの大企業職場で、連合傘下の労働組合が会社と一体になり、リストラ・首切り攻撃を労働者に押し付ける側に立っているなかで、労働組合を階級的民主的に強化することがいかに重要かを物語っています。

 50人の労働者をまえに、私は職場での奮闘を激励、被災者支援や、憲法擁護の闘争で、日本共産党が現実政治を動かしていることを紹介。人間としての連帯を発揮して暮らし破壊の総攻撃を跳ね返そう、そのために、ダイハツ職場での党と後援会づくりが労働者を守る大きな力となったように、全国で、近畿で、強く大きな党と後援会をつくり、国民の暮らしをまもる砦を築こう、と呼びかけました。みなさん熱く真剣に聞いてくださり、力が入りました。がっちり握手して会場をあとに。

 本降りの雪の中、党県活動者会議の行われている近江八幡へ移動。会場はすでに3センチほどの雪に覆われていました。参加者の帰路が心配です。200人の参加者に私は、衆議院が小選挙区・比例代表並立制になった最初の選挙(96年)で、近畿では比例で6人と小選挙区で京都の寺前さんの7人が当選、2回目の選挙(00年)では比例で5人当選、しかし前回(03年)は3人にとどまり、次回はなんとしても近畿比例で5人の議席を回復したい。5人の比例候補がそのために近畿を駆け回るとの決意を表明しました。しっかり受け止めていただいたと思います。

 滋賀のみなさん、ビシビシ使ってやってくださいね。よろしくお願いします。

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