今日は休暇。宮崎駿監督の「ハウルの動く城」を観ました。
ドイツ・フランスにまたがるアルザス地方をモデルにして描いたという山岳地帯やふもとの丘陵地帯の雄大さ、そして街並みの美しさはアニメーションとは思えないすばらしいものでした。そこに、ガラクタをあつめてくっつけたような動く城が登場します。これが動きも音もとてもリアル。日本のアニメーション映画の技術水準の高さには感心します。そして、魔法によって90歳のおばあちゃんに姿を変えられた18歳の少女ソフィー。彼女の純粋で強い意思が、ハウルをはじめ他の登場人物を家族のように結びつけていきます。
美しい自然の中でくりひろげられる、戦争も含む人間のさまざまな営みにおいて、「大切な原点は何か」を考えさせてくれる映画でした。妻と三男(3歳)もいっしょに観たのですが、二時間の大作なのに眠りもせず集中していました。