今日は各団体の「旗開き」「互例会」のはしごでした。
大阪自治労連の旗開きでは、顧問の猿橋真(さるはし・まこと)さんの乾杯のスピーチがすばらしかった。
「長いこと私たちの平和を守るたたかいの土台となってきた憲法までが改悪されようとしています。私はもうええ年なんですが、憲法改悪なんていわれるとじっとしておれません。ぞろぞろと前に出てきてしまいます」
74歳とは思えない朗々とした声に、にこやかな笑み。大阪と全国で、たたかう労働組合のナショナルセンターを築き上げてきた大幹部ならではの風格を感じます。こういう話を伺うと、私のようなまだまだ若いものががんばらなくてどうすると奮い立たずにおれません。感服したので猿橋さんといっしょに記念写真を撮ってもらいました。(写真は右から、小林みえこ参院議員、町田委員長、猿橋さん、私です)
「山下君にはよ国会へ戻ってもらわないかん。あんたが落ちてからええことひとつもないがな」との激励をいただきました。
その猿橋さんが「衛都連(衛星都市自治体労働組合連合会)」委員長時代につくった「衛都連合唱団」の皆さんによる合唱にも感動しました。とくに「願い」という曲が良かった。「もしも空から降ってきたものが爆弾でなく本とノートだったらどうなっていただろう…」「もしも土に埋められたものが地雷ではなく一粒の麦だったらどうなっていただろう…」という歌詞で、戦争の無意味さを深く考えさせられました。たたかいの中でこそ文化が香るようにしなければいけないなとも考えさせられました。素敵な歌声ありがとうございました。
遅れて駆けつけた大商連の新春互例会も盛会でした。舞台では各ブロックごとに決意表明が。大阪の商売人の団体だけあって皆さん芸達者。なかでも青年部の「ヒロシ」君の一人芸は冴えてました。
「ヒロシです。親の後を継いだけどやっていけるか不安になるとです」「ヒロシです。青年部の役員はみんな独りもんです。彼女も誰もおらんとです」
会場は爆笑に包まれていましたが、ヒロシ君のつぶやきが業者青年の実態をよく表していると思います。「ぜひ僕らの声を聞いてください」との要望も出され、一度懇談することにしました。
雇用と営業をめぐる情勢は年々深刻になるばかりですが、どっこい大阪の運動団体はへこたれてはいません。「たたかってこそ明日がある」と元気に活動しています。この方たちとともに国政を変革する仕事に臨めることは誇りだし心強い。あらためて実感する日となりました。