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中小業者の声を聞きながら、党員、読者を拡大

2004年12月26日

 淀川・東淀川地域で民主商工会の事務局の方といっしょに中小業者の訪問・対話をしました。

 どの業種も長引く不況で商売はたいへんです。家計所得の落ち込みと将来不安の増大で消費が冷え込んでいることが大きな原因です。政治の責任が大きいことは言うまでもありません。

 しかし、民商の会員さんたちは、ただ泣き言をいうだけではなく、どうすれば商売がうまくいくか、開拓者精神旺盛にがんばっています。

 建築関係(内装)のIさんは、「とにかくええ仕事をすることや」と言い切ります。「今は請けの仕事はなく全部日当仕事。売り上げは以前の三分の一や。けど絶対に手は抜かん。どこに出しても恥ずかしない仕事をしてる。そしたら必ず仕事が来る」と。腕のある職人の誇りです。いっしょに仕事をしている息子さんがもうすぐ跡を継ぐそうです。

 「ここで話を聞いても事務所に戻ってふんぞりかえっとったらあかんぞ」と注文をつけながらも「しんぶん赤旗」を購読してくれました。

 化粧品販売のWさんは民商の役員でもあります。私の顔を見るなり「山下さんや宮本さんのような若くて魅力的な政治家を落とすようではあかん。われわれ民商がもっと本気でやらなあかん」と熱がこもります。元自民党員というWさんは、起業家精神が強く、勤めていた会社を辞めて独立。一度事業に失敗したものの、また新しい会社を起こしてはいあがりました。

 「私は超楽観主義者。どんなことがあってもくじけません。今に見ていろと」というWさんに、私は「日本共産党に必要なのもその精神。二大政党に打ち勝つ実力をつけねばなりません。ぜひとも日本共産党に入ってほしい」と訴えました。するとどうでしょう。Wさんは「じつは残りの人生いかに生きるべきか考えていた。もちろん商売も一生懸命やるが、社会的に弱い人のために役に立ちたい」と、真正面から受け止めて決意してくれました。うれしかったなあ。

 私たちにとって、党員や読者が増えたときの喜びは他には代えられません。なにより新しい政治を拓く根本の力ですし、その人の人生をより豊かにすることになるからです。日本共産党員である限り、この活動は楽しくてやめられません。

 この日は、新しい党員と8人の読者が増えました。祝杯ものです。
 
 うれしい気分で東淀川の党区委員会事務所に戻ると、地域の方から「21日の学習会行けずに残念。よかったらしいでんな。どうぞがんばって」と奄美の黒糖焼酎の差し入れが。タイミングええなあ。ありがたくいただきます。


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