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「家事”やったってる”って?」 青年たちと憲法学習会

2004年12月23日

 午前中、党府委員会で会議。午後、木津川南地区の青年たちと憲法問題学習会。

 1時間余り講演した後、質問タイムに。まず「憲法24条の男女平等についてどう考えますか」という若い女性からの質問。私は、職場における男女平等は先輩女性たちの数々のたたたかいによって一歩一歩道が拓かれてきたこと、欧米に比べてまだまだ遅れている男女格差の解消へ、みなさんが新しい道を拓いてほしいと話しました。

 もうひとつ、家庭における男女平等について、私自身の苦い体験を告白。私は民青同盟の北河内地区委員長の仕事をしているときに結婚しました。結婚直後のことです。若い女性同盟員と電話で話していると「ところで委員長、家事やってる?」と聞かれました。私は「家事?ああ、やったってるよ」と答えたのです。「”やったってる”って?」「おう、ちゃんとやったってるよ」「委員長!”やったってる”っていう言い方のなかに、家事は本来女性がやるもんやっていう意識が現れてるんとちがう?」とずばり指摘されました。私はしばし「…」。

 日本では、戦後、新しい憲法に「男女平等」が書き込まれるまで、男女不平等が憲法上も当然とされていました。その社会のなかで生活してきた親たちに育てられた私たちの世代にも、男女平等に反する生活習慣が無意識のうちに浸透しているのです。共産党に入ったからといって自動的に男女平等の実践者になれるというわけではありません。やはり学習による認識の深まりと日常生活における訓練が必要です。

 私にとってそのときの女性同盟員の指摘は本当にありがたかったと思っています。その後はわが家でも合理的な家事分担に努力と格闘が始まりました。

 こんな話は青年達は身を乗り出して聞いてくれるんですね。私はちょっとかっこ悪いんですけど、彼ら彼女らの将来の参考となるのなら、まあいいか…。

 「何十年も前に作った憲法が、いま世界の中で光っているとわかりました。保育園の保護者にも話していきたいです」「改憲の動きに危機感を感じてたけど、保守層の中にも意見が一致する人がいることを聞いて、広い視野で活動したいと思いました」「”自由闊達に形にこだわらず”の話に運動のイメージがわいてきました」など、10数人の参加者がそれぞれ違う角度からすばらしい感想を語ってくれ講師としてとてもうれしかったです。

 その後、同じメンバーで民青同盟の年末財政のとりくみの打ち合わせをやり、鍋とたこ焼きの望年会。久しぶりに、民青同盟の後輩達の、苦労しながらも成長する姿に接することができてよかったです。この分野でもっともっと親身な援助が必要だとも感じました。よーし、まずはいっしょに思いっきり勉強しようか。

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