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かしこくなって帰ってきました

2004年12月13日

photo 12月3日から11日まで、党の伊豆学習会館で、学習合宿(中央党学校)に参加してきました。全国から集まった約80名の皆さんとともに、下界から離れて集中して学習することができました。以下私の感想メモです。

 最初の講義は志位和夫委員長による「党綱領」。補講も含めて11時間、とてもエネルギッシュな講義だった。理論の力のすごさを感じた。この間の不破議長の理論研究と解明は、1月の党大会で改定された党綱領の基礎となっている。レーニン時代からの国際的な定説をくつがえし、未来社会(社会主義・共産主義の社会)論に、マルクスの展望した本来の生命力をよみがえらせた。社会進歩の事業に対する大きな貢献だ。多くの人に伝えたい。

 自分が歴史の事実を知らないことも自覚した。「歴史教科書」問題など、過去をゆがめ未来をゆがめようとする者たちの前に立ちはだかるためには、歴史の事実の積み上げが不可欠だ。大いに学びたい。

 次の講義は、可知正学習教育局次長による「科学的社会主義」。なにより古典の力を実感した。マルクスやエンゲルスの生きた言葉をたどると、例えるなら、山岳地帯を平面図ではなく立体地図で見るように、山脈の太い背骨、一本一本の尾根や谷筋がくっきり迫ってくる。本物のもつ”わからせる力”を再発見できた。伝えたい。

 史的唯物論の社会の見方は、経済を土台に、働くものと生産手段の関係(自分で持つか、他人が持つか)を要として見る。これが党綱領の「大企業・財界が…日本と国民を支配する中心勢力の地位を占めている」との規定の基礎にあることを再認識。

 また、原始共産制、奴隷制、封建制、資本主義と、これまでの人間社会には4つの型があった。社会主義・共産主義の社会の最大の特徴は、生産手段が社会が共同で持つものに変わり、働き手が生産手段との関係を回復するところにある。これは党綱領の「社会主義的変革の中心は生産手段の社会化」に通じていることも再認識。この太い流れで未来社会を展望するなら、「分配論」の入る余地はない。

 3つ目の講義は、和泉重行政策委員会副責任者による「政策」。消費税問題では、ヨーロッパの付加価値税率が高い問題をどう考えるか、非常に興味深かった。「そもそも公平な社会とは」という大きな見地で消費税問題に臨みたい。憲法問題では、自民党の改憲草案大綱(たたき台)の内容(なかなか「工夫」し練っている)が参考になった。小型武器規制で、憲法9条を持つ日本が国連で積極的な役割を果たしていることも知り、「憲法よ、国内でこんなにイジメられているのに、君はとてもがんばっていたんだね。ありがとう」といいたくなった。

 最後の講義は、市田忠義書記局長による「党建設」。「党建設は科学的社会主義の理論の核心ともいうべきもの」「本当の理論家は党建設にも通じている」に、パズルの最後の1ピース(一片)がパチンと入った感あり。

 常任活動家の役割と任務については、厳しくも、市田さんの失敗談も含むあたたかい講義に聞き入る。「ブルジョア政治家に劣らない政治家に育つ」気概でがんばりたい。あいさつ、家族、健康にも留意したい。

 以上、非常に有意義な学校でした。全国の常任活動家の苦労にも触れることができたことも大きな財産となりました。

 志位さんが講義の最後に「いまの時期の党活動で大事なことは何か」と問いかけました。そして「党の活動には、大きな躍進の時期もあれば、いまのように、新たな躍進を準備する時期もある。いま大事なことは、理論的にも、組織的にもしっかりした党を土台からつくること」と問題提起。私の胸にグッと来ました。

 被災地で「バッヂのない悔しさ」を味わいましたが、予定候補者としての固有の活動とともに、党づくりの仕事の先頭にも立ちたい。そして私自身が、学ぶ喜びと感動をもちつづけたいと思います。

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