11月20日（土）、党河南地区委員会の全地方議員会議に招かれて、「地域経済」問題で1時間ほど講演。昨年9月、熱海でとりくまれた「リストラ反対、雇用と地域経済を守る全国交流集会」で私が報告した「雇用と地域経済についての問題提起」（全国交流集会の報告集に全文掲載されています）をベースにお話しました。

　大企業の身勝手なリストラや工場閉鎖などが、各地で雇用と地域経済に打撃を与えています。同時に、大企業にたよらず地域の資源（豊かな自然や、人々のもつ技術や技能など）を生かした地域経済の活性化に挑戦する自治体も広がっています。とりわけ住民の英知を結集している自治体で、着実に成果が現れています。

　30人近くあつまった地方議員の皆さんは、私の話を熱心に聞いてくれました。そして、その後の質疑では、深刻な地域経済の実態を打開するために、党議員団が建設的な提案を行っている様子が生き生きと交流されました。

　その中で「自治体の担当職員があまり積極的でない」との意見が割と共通して出されました。私は「ぼやいていてもしょうがありません。八尾民商の事務局長さんは、全国各地の優れた経験を貪欲に調査し、戻ってきたら、まず市役所の担当部局を訪ねて報告するそうです。担当職員の意欲を高めることも大事な仕事なのです」と紹介。参加者一同”目を開かされた”という受け止めでした。

　いま、大阪労連や大商連などの皆さんといっしょに、大阪でも「雇用・地域経済シンポジウム」を開催しようと議論しているところですが、ますますその必要性を感じました。乞うご期待！