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若者たちに届くメッセージを

2004年11月21日

 このところ憲法を守る運動に連日とりくんでいます。

 17日は、党大阪府委員会で大阪府下に20ある党地区委員会の憲法問題担当者の皆さんに集まってもらい会議を行いました。9月18日の「九条の会」大阪講演会の大成功(中ノ島公会堂にとても入りきれない4000人もの人が集まり、井上ひさし、小田実、澤地久枝各氏の講演に聞き入りました)が力となり、憲法を守る運動が新たな活気をもって発展していることが共通の確信になりました。私は、10月の「大阪赤旗まつり」での「憲法シンポジウム」を通じ、政治的立場の違う方々との対話と共同が大切だと感じていることなどを問題提起しました。反戦平和の党、日本共産党の役割発揮で、草の根の運動をいっそう発展させようと奮闘を誓い合いました。

 18日は、党旭区委員会が主催した「憲法を学ぶつどい」で講演。雨の中、70人もの方が来てくださり会場は満員でした。まず自由法曹団の杉島幸生弁護士が「憲法ってなに?」と題してお話されました。近代憲法というのは、国民を縛るものではなく、権力者を縛るものであるというそもそも論は、参加者に新鮮に受け止められた感じでした。最近、自民党憲法調査会がまとめた「憲法改正草案大綱」の素案は、この近代憲法の立場をひっくり返し国民を縛るものにしてしまおうという臭いがぷんぷん。たとえば「国民は国家独立と安全を守る責務を有する」とか。それだけに杉島弁護士が話された観点はとても大事です。

 私は、日本国憲法は誕生以来最大のピンチにさらされているが、国民の多数が「憲法9条を守りたい」という願いを持っており、その国民が力をあわせるなら憲法改悪はできないこと、「国連憲章の平和のルールを守れ」という世界の多数の国や市民の流れの中で、日本国憲法の値打ちはいよいよ輝いていることを熱く語りました。「いい話を聞かせてもらいました」などの感想をいただきひと安心。

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よびかけに応えて「憲法改悪反対」署名をする青年=19日、JR天王寺駅前(写真提供「しんぶん赤旗」)

 19日夕方、天王寺駅東口で、党大阪府委員会の皆さんと「米軍のイラク・ファルージャ無差別総攻撃やめよ、自衛隊は派遣延長せず撤退を、憲法をまもろう」の街頭宣伝署名にとりくみました。宮本たけし前参議院議員、岸上しずき大阪府会議員もいっしょでした。自衛隊派遣が延長されたら、次にイラクに行くのは中部方面隊。大阪の信太山や八尾に駐屯する部隊も含まれます。すでに信太山の部隊は、先日グァムで米軍とともに「都市型戦闘訓練」なるものを実施しています。若い自衛隊員が恋人に「イラクに行くことになる。もし還らなかったら僕のことは忘れて別の人と付き合ってくれ」と語ったとか、自衛隊員のあいだでは「子どもをつくるのなら今のうちだ。イラクへいったら劣化ウラン弾の放射能に被爆するかもしれない」という会話が交わされているとの情報も耳に入ってきます。とんでもありません。アメリカの大義なき戦争と占領の片棒担ぎのために、日本の、大阪の若者を危険にさらすわけにはいきません。私はマイクを握りそのことを訴えました。


 うれしいことに若い人の反応がものすごくいい。マイクを握っていないときは宣伝車から降り、信号待ちの人たちにどんどん声をかけ、署名をお願いしましたが、対話すると、男子中校生二人連れ、女子高校生二人連れ、若いカップルなど、ほとんど100%「憲法改悪に反対する署名」にサインしてくれます。


 「イラクのファルージャで、子どもや女性たちが、米軍の無差別攻撃で殺されているでしょ。人間として許せないと思うんです」と語ると若者はみんな大きくうなづきます。「日本は憲法9条があって、戦争してはいけないことになっている。でも、その憲法9条を亡くしてしまおうという動きがあるんです」に、女子高校生は「えーっ、ほんまにぃ?」と声をあげます。「もし憲法9条がなくなったら、いまイラクで米軍がやっていることをこんどは日本の軍隊がやることになります。日本の軍艦がよその国にミサイルを撃ち込む。日本の戦車がまちを焼く。日本の若い兵士が子どもたちを殺す…。そんなことは絶対にさせたくないから、憲法を守ろうという署名を集めているんです。お願いできませんか」。真剣に聞いてくれた若者のほとんどが無言でうなづきペンをとります。日本の若者はすごい。彼らにきちんと届くメッセージを発信することが大事なんですね。

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