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Mさん、いい先生になってくださいね

2004年11月13日

 今日も充実した一日でした。朝7時半、東淀川区の阪急淡路駅東口で、府会予定候補の堀ちさ子さんとともに宣伝。足早に出勤する皆さんにファルージャでの住民虐殺問題を中心に訴えました。

 午前11時、党大阪府委員会に戻り、憲法改悪反対闘争本部会議。本部長として報告し討論。この一ヵ月半で、大阪における憲法を守る運動が豊かに発展していることを確認しました。

 午後、夜に備えて、大阪府委員会の資料室(党の文献はもちろん、各政党の出版物、政治、経済、労働運動などなど貴重な文献がそろっているのです)で、『前衛』『世界』『教職員組合運動の歴史』などを学習。

 夜、ある地域の教職員後援会に招かれて「日本共産党を知る会」へ。私は、なぜ自分が日本共産党に入ったのか、「おばあちゃんの2つの教え」(詳しくは「原点山下よしき」をご覧ください)にも触れながら語りました。そして憲法と教育基本法が改悪されようとしているいま、「教え子を再び戦場に送らない」との教職員組合運動の原点が問われているとして、ひとつの詩を紹介しました。高知県の中学教員だった竹本源治が1952年、高知県教職員組合の機関誌に発表した詩で、戦前の教育を痛切に悔いたものです。
          

 「戦死せる教え児よ」

 逝(ゆ)いて還らぬ教え児よ
 私の手は血まみれだ!
 君を縊(くび)ったその綱の
 端を私も持っていた
 しかも人の子の師の名において
 嗚呼!
 「お互いにだまされていた」の言訳が
 なんでできよう
 ざん愧、悔恨、懺悔を重ねても
 それが何の償いになろう
 逝つた君はもう還らない
 今ぞ私は汚濁の手をすすぎ
 涙をはらつて君の墓標に誓う
 「繰り返さぬぞ絶対に!」


 1時間の講演のあとは、感想や質問を出し合う懇談会。中心となったのは20歳代前半の女性教師Mさんです。先輩教師に「政治や社会のことがわかってお得よ」と誘われてきてくれました。とても明るくて前向きな彼女は、どんどん質問してくれます。

 「いつも不思議に思ってたんですけど、日本ってお金の使い方がすごい下手ですよね。今日も新聞に天王寺の再開発のことが出てましたけど。なんでですか?」
 「どうして山下さんのおばあさんは共産党が嫌いだったんですか?」
 「どうして国会議員になろうって思ったんですか?」
 「真理は勝利する、ジグザグや後戻りはあっても、という信念はすごいと思います。なぜ皆さんは頑張れるんですか?」

 私だけでなく、先輩教師の皆さんも、彼女の質問について一緒に考え答えてくれます。答えるうちに、いつの間にか、それぞれがなぜ共産党員になったのかを語る会になっていました。ごく一握りの子どもだけを中心に置く「同和教育」に矛盾を感じ、学校でただ一人立ち向かうなかで入党、仲間に励まされてたたかい続けることができたと語る女性。周りから「アカにはなるな」といわれ続けていたけど、組合活動を通じ「正しいことをやるのにいつまでも他人任せでいいのか」と決意したという女性。両親を早くに亡くし「なぜ貧しいものは学ぶためにこんなにも苦労するのか。こんな社会は変えねば」と入党したと語る男性。それぞれの人生と重ね合わせて、日本共産党員であることの意味が語り合われました。

 どれも素敵なお話で私はすっかり聞き役に。若いMさんも、ときおり「ふーん」と大きくうなずきながら熱心に聞いていました。「Mさんも、一緒にやれへん?」という先輩教師のお誘いに、「エーッ!私がですか?」とおどろくMさん。「これまで選挙に行ったことはありませんでした。だってどの党が『公約』って言うんですか、どんな公約を持っているのか、テレビ見ててもわからないじゃないですか。夏の参院選は、小泉さんがあまりにみんなの言うことを聞かないので、民主党に入れようかと考えました。力があって変えてくれそうだから。でも街頭で女性党の人が一所懸命演説しているのを見て、女性党に入れちゃいました。すいません」という彼女は、入党にはいたりませんでしたが「しんぶん赤旗」日曜版を読んでくれることになりました。そして「今日はいろいろお話してくれてありがとうございました」と。

 こちらこそ、Mさんのまっすぐな質問と、先輩教師の皆さんの味わい深い生き様にふれることができ、とても有意義なひととききとなりました。ありがとうございました。Mさん、いい先生になってくださいね。そしてこれからも日本共産党をよろしくね。 

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