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がんばれ中原君!

2004年11月09日

 11月8日、「右翼による妨害・暴行を許さず、被害者中原暁雄さんを励ますつどい」に参加しました。

 この事件は、今年の5月3日憲法記念日に、日本共産党の宮本たけし参議院議員が、淀屋橋南付近の路上で憲法問題について演説をしているときに起こりました。御堂筋を北から南に右翼の街宣車が進行し、10台余りで、宮本議員の乗る宣伝カーを取り囲み、30名以上のメンバーが街宣車から降り、大声で怒鳴る、鉄パイプを振り回すなどの宣伝妨害を行いました。宮本議員らはその場から110番通報し、警官が現場に到着。宣伝隊に宣伝を中止し、車を移動するように指示。宮本議員らは宣伝を中止し、宣伝カーを移動しました。警備の任務のため、別の車で宣伝カーに随伴していた中原さんも宣伝カーに続いて車を移動しようとします。そのとき、車の周囲にいた右翼のメンバーが「当てたやろう」などと言いがかりをつけ、中原さんを車から引きずり出し、集団で殴る蹴るの暴行を行ったのです。

 中原さんが右翼の暴力行為を告訴したのは当然ですが、あろうことか、右翼の側が「交通事故」として被害届けを出し、中原さんは「業務上過失致傷」で送検されました。冗談ではありません。暴行被害者である中原さんが、自らの意思または過失により事故を起こした事実は一切ありません。

 中原さんの車の動きをあとづけると、まず、宣伝カーが出たのに続いて、ゆっくりと車を動かし、前方にいる右翼メンバー(宣伝カーを取り囲んでいた)の近くで停車します。その後、右翼に車から引きずり出される過程で、ブレーキから足が離れ、車(オートマチック車)が移動しました(右翼メンバーに当たったかどうかは未確認)。ここからもわかるとおり、車が動き出した原因は、むしろ暴行を行った右翼の側にあるものといわなければなりません。

 弁護団の横山精一弁護士は、この事件のポイントは、@共産党の国会議員の憲法に関する演説を、暴力により妨害した事件である、A無抵抗の市民を、右翼が、警察の目前で、白昼堂々と、多数で暴行した事件である、B警察官は、自らの目の前で、集団暴行事件を目撃したにもかかわらず、その犯人である右翼のメンバーを、逮捕しなかった、C加害者である右翼が、冤罪(業務上過失致傷罪)で、被害者の中原さんを訴えた事件である、と力説されました。

 そのとおりです。こんな事件を許していたら、憲法に保障された「言論の自由」が踏みにじられることになります。民主主義が暴力に屈することになってしまいます。

 同時に、私は、右翼が中原暁雄さんを訴えたことが我慢ならないのです。私には、中原さんが、たとえどんな状況であろうとも、自らの意思で車を人に当てるなどということをする人ではないという確信があります。じつは、中原さんと私は青年運動時代からの古い友人であり同志です。私が生協をやめて、日本民主青年同盟の北河内地区委員長となったとき(私は24歳でした)、彼も地区常任委員を引き受けてくれた(彼は23歳だったと思います)のです。以来長年にわたり青年運動にともに取り組んだ仲です。

 彼の職場は、ある木工関係の会社です。毎日黙々と木と向き合って仕事をする職人でもあります。地域の青年ソフトボール大会の記念の「盾」を手作りでつくってくれたときは、その見事な出来栄えに驚いたものです。どんな裏方仕事でも愚痴ひとつこぼさず誠実にとりくむ彼は、みんなから信頼されていました。青年運動を卒業してからも、彼は働きながら日本共産党の活動をこつこつ続けてきました。「警備」という、日のあたることは少ないがとても重要な任務を、ひたすらこなしてきたのす。

 青年運動で同じ釜の飯を食った仲間が、様々な場所でまっすぐに懸命にがんばっていることは私にとって大きな誇りです。その「誠実」を絵に描いたような中原さんが、たとえ右翼の宣伝妨害行為に直面したとしても、自らの意思で車を人に当てることなどできようはずがありません。まちがいなく冤罪です。

 「中原暁雄さんを守る会」(日本国民救援会大阪府本部気付)の獲得目標は、@暴力をふるった右翼メンバーに対し、厳正な処罰を受けさせること、A右翼によるでっちあげを暴き、中原さんに対する冤罪をはらすこと、です。団体、個人署名にもとりくんでいます。皆さんの大きなご支援をお願いします。

 がんばれ中原君!

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