台風23号が近畿各地に大きな被害を出しました。私は、衆院比例近畿ブロック予定候補として、直後から兵庫県の淡路島や豊岡などに調査に入っています。被災者の声をじかに聞き、市長など自治体関係者からは国への要望を聞きます。
痛感するのは被災者支援の法制度の不備です。阪神淡路大震災のあと、被災市民の運動と世論に押され政府がしぶしぶつくった「被災者生活再建支援法」では、ほとんどの被災者は救われません。河川から水があふれ「あれよあれよ」という間に床上浸水し、畳や壁、家財道具がすべて使えなくなっても、「全壊」「大規模半壊」ではないとして支援の対象とならないのです。「被災者支援」の法律が、被災者を悲しませていいのか。議員バッジがないのは悔しいけれど、被災者とともに運動の先頭に立つ決意です。
写真上:直ちに兵庫県会議員とともに被災現場へ。洲本市で水害被害地域を調査するとともに、被害住民を激励、要望を聞きその足で洲本市役所で柳市長(右端)と面談、災害対策への激励と住民の声を伝えました=10月21日
写真中:津名町で犠牲者を出した土砂崩れや土砂崩れの現場を調査しました=10月22日
写真下:但東町の土石流現場で区長らと面談。切実な要望を聞きました=10月31日