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桜の季節、世代を超えたふたつの力を実感

2004/04/02

いよいよ4月。桜の花もほぼ満開です。

 なんとなく心弾むこの季節に、日本と世界の現在と未来を拓く力を実感する出来事が続きました。

 ひとつは「3・20世界反戦行動」。イラク戦争開始からちょうど1年になる日、世界中の人々が反戦平和の声を上げました。大阪では、1万人以上の人々が大阪城公園太陽の広場にあつまり、「平和の花」をかたどった「人絵文字」をつくりました。翌日の「朝日」は、大阪城天守閣の手前に咲いた大きな「平和の花」を1面カラーで報じました。私も参加しましたが、参加者の一体感は抜群だし、どんな「人絵文字」ができたのか、集会後の楽しみも残るなどとてもいい企画です。

 この集会を成功させる中心になったのが若者たちです。明るいイメージのポスターを作製したのも、当日朝7時に集合し、広場の地面に「花」と「PEACE」の形をつくるための紐をはりめぐらせたのも彼らです。昨年イラク戦争が開始された直後に2500人の若者が「せんそうアカン」の人文字をつくり世界にメッセージを送った経験が生きています。「PEACEのほうはバッチリですよ〜。花のほうはまだ隙間がありますのでつめてください」。宣伝カーのうえからテキパキ指揮する若い女性の声に誘導され、参加者が動きます。

 開戦時刻の午前11時33分には「平和の花」が見事完成(あとで写真見てわかりました。感動です)。上空には取材のヘリが4機旋回しています。「いま報道の方が空から撮影しています。色画用紙が雨でくたっとなっているので、みなさん両手でしっかり広げてください」「ここから見たらめっちゃきれいですよ。もう少しの時間ですからがんばってください」。青年の声に激励されて元気にがんばる参加者。「NO WAR」「YES PEACE」のコールも決まり、会場、そして世界の人々との平和の連帯感を満喫できました。

 青年たちは集会後、雨の中難波までパレード。そのあと民主青年同盟や日本共産党を「知る会」にとりくみ、10人の同盟員と2人の党員が増えました。これはすごい。たくましい青年たちに乾杯です。

 世界では、イラク戦争に加担したスペインの政権与党が総選挙で敗北。次期首相となるサパテロ氏は「イラクからの撤兵」を言明しました。そこには無法な侵略戦争をおこなった者が、歴史によって裁かれ、世界で孤立する姿が示されています。大阪の青年たちは21世紀の世界をになう力を蓄えていると実感した3・20行動でした。

 さて、もうひとつの実感は熟年パワーです。3月27日、参院選挙勝利に向けて「しんぶん赤旗」の読者を増やそうと、東大阪の石切地域の日本共産党支部のみなさんを訪ねました。平日の朝なのに、センターには20人の方が集まってくださいました。多くが年配の方です。イラク問題や年金問題のトークを1時間ばかりやったあと、「せっかくいいお話を聞いたから、いまからみんなでがんばって読者と支持者を増やしましょう」と支部長さんが提起。

 私もお昼過ぎまで一緒に2ラウンド行動しました。年配の女性の横山さんが、石切神社の参道の各商店を案内にしてくれました。横山さんは明るい髪の色に白いジャケットのとてもおしゃれなスタイル。お店の方に「こんにちは〜」と声をかけ、私を紹介し、赤旗を勧めます。参拝客でにぎわう参道をひょいひょいと歩き、1軒1軒の様子を教えてくれる横山さん。まるで参道が自分の庭のようです。「もう何十年もすんでるんやから」と背筋が伸びます。お店の改装の相談にも乗ったというブティックの女性オーナーは横山さんを「お母さん」と呼んでいました。横山さんの「これ以上、消費税上げられたら商売やっていけんやろ」とのはなしにふたつ返事で赤旗を購読してくれました。こんな調子で、あっという間に5人の読者が増えました。「体調はあまりよくない」といいながら有権者の前に立つとしゃんとする横山さん。こうした古くからの党員の長年の活動と地域からの信頼が、わが党を支えてくれているんだと痛感しました。

 横山さんと私の帰りをセンターで「まだか、まだか」と待ってくれていたのが83歳の男性の小野さん。私と一緒に回るということでわざわざ背広を着てくれていました。「石切で生まれ育った」という小野さんが案内してくれたのは、旧村地域の大きな家々。「ここはワシのいとこの家」「ここは子どもの頃の友達の家」と次々訪問します。一緒に歩く支部長さんも「大きなおうちやねえ」とびっくり。「あら〜お久しぶり」という同年代の方もあれば、「もう父は亡くなりなりました」という方もありますが、古い知り合いということでどなたも丁寧な対応をしてくださいました。赤旗を「はじめて見ました」という方も、購読の検討と日本共産党への支持を約束。抜群の信頼感です。

 日本共産党が地域でどのようにしてささえられてきたか身をもって教えていただいた横山さん、小野さん。どうもありがとうございました。

 若い力とベテランの力。世代を超えたふたつの力が合わさって、例年転勤などで赤旗読者の減る3月ですが、今年は23年ぶりに全国的に読者を前進させることができました。

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