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中ノ島中央公会堂での2回のつどい

2004/03/19

 先週、今週と、このところ中ノ島中央公会堂づいています。

 3月10日は、エコノミストで日本証券経済研究所・主任研究員の紺谷典子さんの講演を聞きに行きました。大阪の大企業職場の革新懇などが共催した「どうなる?どうする!雇用・くらし・経済」と銘打った紺谷さんの講演会。平日の夜にもかかわらず800人が聞き入りました。

 紺谷さんの講演は、とっても明るく愉快なものでした。大きくてチャーミングな目を輝かせながら「小泉さんって『自己申告内閣』だと思いません?」と問いかけます。何のことかとかと思いきや、「だって、『この改革はいままで誰もやったことがない』『小泉内閣だからやれた』っていつもおっしゃるけど、あれって自分で言ってるわけでしょ。言ったもん勝ち。だったら私だって言っちゃおうかしら。『私はノーベル経済学賞を取りました』『元ミス・ユニバースです』って」。思わずふきだしてしまいました(失礼)。

 こんな調子で1時間半、「小泉改革」が国民のくらしや日本経済をどん底に突き落としていることを、年金、医療、財政、公共事業など具体的事例をたくさん盛り込んで、楽しくわかりやすく話してくれました。たとえば年金問題。「みなさん、だまされてはいけませんよ〜」と切り出した紺谷さん。「不況の中で給付を引き下げ、保険料を上げるほど年金財政が本当に悪いのかどうか。政府は本当のことを公表していません。年金積立金が147兆円といわれますが、厚生年金の代行部分30兆円、共済年金の積立金50兆円が含まれていません。年金財政の危機を実際以上に大きく見せかけて、給付の削減や保険料値上げを納得させるためではないかと考えたくなります」と解明されました。なるほど。

 講演のしめくくりに、紺谷さんはキッパリいいました。「国民が将来に明るい希望をもてる改革こそ必要なんです」。これには「そうだ」と拍手です。「痛み」ではなく「希望」がもてる改革とはなにか、国民の皆さんと大いに語り合いたいものです。もちろん日本共産党の新しい綱領をベースにして。紺谷さん、すてきなお話しありがとうございました。

 3月15日も中ノ島中央公会堂に足を運びました。この日は日本共産党と後援会の合同会議です。参院選に向かう活動を交流し、勝利へのいっそうの飛躍を起こそうと、大阪の党と後援会の代表900人が集まりました。

 もっとも強く感じたことは、1月の党大会で決めた「しんぶん赤旗の読者を3割増やして参院選をたたかおう」という方針の実践を通じて、いま日本共産党が明るく元気になり、新しい前進を開始しているということです。

 5人の方の経験報告はどれも生き生きとしていました。とくに党に入って2年余という東淀川区のMさんの発言は新鮮な感動をひろげました。「私は3拍子そろって、勉強、努力、忍耐がないんです。きらいなんです。だからほとんど活動に参加していない私ですが、つぎつぎと選挙に負けてしまい、残念です。そこで考えたのです。月に1部、1人なら無理もないだろうなあ、1ヶ月30日もあるのだから、その30日間1人ぐらいとと心に決めて、去年の12月から今日まで4ヶ月間、何とかクリアしてきました」。会場に励ましの拍手がひろがりました。
 
 Mさんは続けます。「学習も綱領も勉強がきらいだから、ろくに読まないし、支部会議にも顔を出していいない私に、共産党はと聞かれても答えられません。それは自分なりに考えました。人間が人間らしく生きること、”科学の目”でものを見ること、平等で自由な人間関係から成り立った共同社会、それをめざして、とにかく困った人や貧乏な人の見方でがんばっている党かなあとこたえています」。こんどは驚きの拍手です。

 全国を駆け回っている市田忠義書記局長も「僕は聞かれたときにあんなふうに答えられるかなと思うくらいに見事に、自分の言葉で語りながらがんばっておられる」とびっくり。発言された5人の方の経験はどれも、開拓者精神にあふれたものでした。そしていま確かに党が変わりつつあることを実感させるものでした。

 かつて、戦前の労農党代議士、山本宣治が官憲の弾圧に抗しながら演説するなど、歴史を拓く数々の舞台となってきた中ノ島中央公会堂。その場所で行われた2回のつどいが新しい歴史にどんな影響を与えるか。考えると少し胸が高まります。

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