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「イラク日本人解放か?」のニュースに考える

2004/04/11

 日本人3人がイラクで拘束された事件で、今朝、「24時間以内に解放する」と犯行グループが声明を出したとのニュースが飛び込んできました。本当に解放が確認されるまで安心できませんが、うれしいニュースです。
 
 いまはっきりといえることが2つあると思います。ひとつは、小泉内閣が、アメリカの無法なイラク戦争を支持し、自衛隊をイラクに派兵したことが、日本人の命を危険にさらすことになったということ。それでも小泉内閣は自衛隊派兵にしがみつき続けたということです。
 
 もうひとつは、3人が解放されたとすれば、それは小泉内閣のおかげではなく、3人自身のイラクでの活動のおかげであり、日本の国民が声を上げたおかげだということです。犯行グループの声明によると、拘束した日本人がイラクの人々を支援するために働き、イラク戦争にも反対していた人たちだったことがわかったこと、家族の心配や日本国内で(自衛隊の速やかな撤退を求める)デモが起こっていることなどを考えて解放することにしたといいます。

 実際、人質となった高遠菜穂子さん(34)は、イラク戦争で親を失い路上生活している子どもたちを支援する活動をしていました。そのことがイラクの人々に伝わり、犯行グループの解放の決断につながった可能性は高いと思います。

 もちろん、民間人を人質にして要求が通らなければ殺害するなどというのは絶対に許されない蛮行です。しかし、日本政府が、「大義」のない自衛隊派兵にしがみつき、日本人が犠牲になっても仕方ないという立場にたつこともまちがいではないでしょうか。

 小泉内閣や自民、公明議員などから「政府が強硬な態度をとったことが犯人グループに要求をあきらめさせた」との声が聞こえてきそうですが、それはあまりにご都合主義だといえるでしょう。日本国民の生命よりも、アメリカへの義理立てを優先した者の言い分に国民を納得させる力はありません。

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