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青年から大きな反響 日本共産党の未来社会論(その1)

2004/02/13

 2月8日、日本民主青年同盟大阪府委員会の班代表者会議で、新しくなった日本共産党の綱領のお話しをさせていただきました。200人の青年たちに、70分間、「現在の日本をつかむ」「現在の世界をつかむ」「日本と世界の未来をつかむ」の3つの内容で語りました。

 いちばん反響が大きかったのは未来社会に関する話です。いま世界は、地球規模での環境破壊、くり返す不況と失業、貧富の格差の拡大、国境を越えた金融投機などなど深刻な問題に直面しています。そのどれもが「巨大に発達した生産力を制御できない資本主義の矛盾」の現われです。

 たとえば、資本主義以前の時代には地球規模での環境破壊など起こりようのないことでした。封建時代、人力で鋤(すき)や鍬(くわ)を使って、せいぜい牛や馬を使って田畑を耕していた時代には、環境問題となるのは牛糞、馬糞の処理くらいだったでしょう。それが蒸気や電気、内燃機関などの機械を使い大規模工場で大量に生産する時代になると、地球環境に影響を及ぼすような事態が起こってきます。

 科学技術の発展にともなう生産力の発展はもちろんすばらしいことです。しかし、個々の資本(企業)の利潤追求が生産活動の最大の推進力となる資本主義のもとでは、巨大に発達した生産力を制御することができません。A社は化石燃料をたくさん燃やして大量に商品を生産する。B社もC社も負けじと生産する。ひとつひとつの企業にとってはそれぞれの企業のもうけが第一です。A、B、C、D社・・・すべての企業の全体の生産活動が地球環境にどんな影響を与えるかを考え、コントロールすることなどできません。仮に地球が悲鳴をあげていることに気が付いたとしても、利潤追求が優先され”わかっちゃいるけど、やめられない”のです。

 地球が壊されることにストップをかけるために、そんな「利潤追求が生産の推進力となる社会」を乗り越えることが求められています。そのカギとなるのが「生産手段の社会化」です。 (続く)

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