候補者としてマイクを握るかたわら、「リストラ反対、雇用と地域経済を守る全国交流集会」(9月3、4日 熱海)の準備のために全国を飛んでいます。
6月半ばから、大阪、京都、和歌山、長野、岩手、埼玉、東京、高知、静岡を訪ね、雇用と地域経済を守る運動の成果と教訓を集めてきました。副知事、市長、町長など自治体トップの方々にもたくさんお会いしました。どこでも、公共事業依存や大企業誘致という従来のやり方が行きづまり、豊かな自然、人々の技術・技能など、地域の資源を生かした経済活性化への転換に挑戦されていました。
成功のカギは、行政と生産者、住民が、知恵を出し力を合わせること。なぜなら、地域経済の活性化は行政だけでできる簡単な仕事ではないからです。地元中小建設業者に自治体が小規模の修理修繕事業を発注する制度をつくったり、地域の気候風土にあった低農薬野菜のブランド化で販売を伸ばしたりなど、活路を開きつつあるところは例外なく、生産者、住民の英知が結集されています。そのプロセスはどれも感動的で、ひとつひとつがドラマです。こうした生きた教訓をぜひとも全国に拡げたい。
同時に、雇用と地域経済に対する大企業の責任、国の予算の使い方の変革を求める声も、各地で共通して出されました。その方向に政治を変える日本共産党の躍進が待たれている。地方を歩けば歩くほどつよく感じる毎日です。
※写真は、和歌山県で商工業者のみなさんと地域経済について意見交換・懇談のところ。