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イラクで日本人殺害--考えよう、声をあげよう

2003/11/30

 朝7時前、東京に向かう準備をしていた私の耳に、テレビからショッキングな情報が飛び込んできました。イラクで日本人が2名殺害されたというのです。その後、亡くなったのは外務省の外交官だということが確認されました。
 
 恐れていたことが現実になってしまい、とても暗い気持ちになりました。この悲しい事件を機に、世界は、そして日本は、イラク問題にどのようにかかわるべきか、真剣に考え直す必要があるのではないでしょうか。

 そもそも米英によるイラク戦争にはまったく大義がありませんでした。「イラクは大量破壊兵器を保有している」というウソの情報によって開始された侵略戦争でした。その後の米英軍によるイラクの占領支配は、イラク国民の猛烈な反発を招き、連日、米軍に対する武力攻撃が繰り返され、死亡する米兵が増え続けています。いまや米英軍の占領支配は破綻し、イラクは泥沼状態です。それが、国連や赤十字まで標的にする無差別テロ(これ自体はどんな理由があっても許されません)の温床になっています。

 事態の打開を図るために、米英軍主導の占領支配から、国連中心の復興支援に枠組みを切りかえ、イラク国民に早期に主権を返還し、その枠組みのもとで米英占領軍は撤退すべきです。そして日本は、国連中心の枠組みでの非軍事の人道支援をおこなうべきであって、憲法を踏みにじる自衛隊のイラク派兵計画はただちに中止すべきです。無法なイラク戦争を真っ先に「支持」した日本政府が、そのことに反省のないまま、イラクに自衛隊を送り、米英軍の占領活動を支援したりすれば、日本人の命をいっそう危険にさらすとともに、イラク情勢の泥沼化に拍車をかけることにもなるでしょう。

 いまこそ、「イラクへの自衛隊派兵はやめよ」の声を、日本列島のすみずみから巻き起こすときです。

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