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確かな野党。比例代表は日本共産党へ

 2005年衆議院総選挙、最終盤にあったての訴え

(2005年9月9日 於:淀川区・JR塚本駅前)

 塚本駅ロータリーご利用のみなさん、こんにちは。私が、衆議院候補の山下よしきです。元気いっぱい頑張っております。いよいよあさってが投票日です。「まだ決めてない」という方はもちろんですが、「もう決めた」という方も、ぜひ私の話を聞いていただきたいんです。

小泉改革の四年間とは

photo 小泉さんは、改革を止めるなといっていますけれど、小泉改革の4年間で、国民の暮らしは一体どうなったでしょうか。

 私よく府営住宅や市営住宅1軒1軒たずねます。年配の方沢山住んでらっしゃいます。「長生きしてもええことは何もなかった。早ようお迎えに来て欲しい」。こんな悲しい声をどれくらい多くの高齢者の方から、聞かせていただいたでしょう。

 年金は下がる。医者代はあがる。この10月からは、介護保険もどんと上がります。みなさん、お金がなければ、お医者さんにかかれない。お金がなければ、介護も受けられない。そんな政治をすすめることが、なんで改革と言えるでしょうか。

 若者の実態も大変です。「就職したい。能力を生かしたい」。「採用試験20社受けて、全部落ちました。僕は社会から、必要とされてないでしょうか」。このつらい声も、たくさんの若者から聞かせてもらいました。

 企業のリストラを応援するのが改革だ。小泉さんはそう言い続け、不安定で、低賃金の雇用が、増え続けています。若者の二人に一人は、パートや派遣で働いています。人間をもののように扱い、未来ある若者を使い捨てにする政治の一体どこが改革と言えるでしょうか。

 みなさん、小泉さんの4年間で、家計の所得は一所帯当たり40万円年間減った。国民全体では18兆円減りました。その一方で、大企業など企業のもうけは、12兆円増えてます。

 庶民から吸い上げて、財界をもうけさせる。弱気を切り捨てて、強気を助ける。これが小泉改革の正体です。日本共産党と、わたくし山下よしきは、改革改革と言いながら、国民をいじめるだけの政治には、真正面から対決して、がんばりたいと思います。

小泉改革=郵政民営化法案の真っ赤なウソ

 みなさん、郵政民営化も、同じ流れの中から出てきています。民営化になったら、民間の銀行と同じように、身近な郵便局金融窓口が、どんどん撤退します。儲けの薄いところからはなくなります。高い手数料を払わなければ、口座も持てんようになります。

 小泉さんは、民営化したら、公務員の数が減る。あたかも税金が節約できるかのように言ってますけど、真っ赤なウソです。郵政事業は昔も今も、独立採算です。職員の給与に、税金は1円も入っておりません。それどころか、郵政公社はずっと黒字です。毎年数百億円国庫納付金を国に納めることになってます。これ民営化して、四つの会社にバラバラにしたら、たちまち黒字が赤字になって、法人税1円も、納めることができなくなります。国の財政という面から見ても、郵政民営化はマイナスにしかなりません。

 じゃ、なんで小泉さんはあんなに、しがみつくんでしょう。言い出しっぺが、日本とアメリカの大銀行、保険会社だからです。自分たちよりもよいサービスやっている郵便貯金や簡易保険が、商売の邪魔で邪魔で仕方がない。だからこれをつぶして、庶民のトラの子の生活の資金を新たなもうけ口にしたい。これがいちばんのねらいです。喜ぶのは、大銀行と保険会社だけ。庶民にとっては、百害あって一利なしです。

 どうかみなさん、あさっての投票日、身近で便利な郵便局をなくさんといて欲しい。安心安全な郵便貯金や簡易保険やめんといて欲しい。そのみなさんの切実なご1票を郵政民営化にきっぱり反対貫く党、日本共産党に、私山下よしきに託してください。お願いします。

選挙後には、庶民大増税がやってくる

photo みなさん、この選挙がすんだら、庶民大増税がすぐ出て来ます。サラリーマン増税つまり、所得税の増税と消費税の増税が、セットですすめられようとしています。これやられますと、年収500万円4人家族の方で、増税額が新たに55万円にもなります。給料の手取りの2カ月分が吹き飛ぶ。大変です。自民党と公明党は決めて、小泉さん「やります」とはっきり言いました。

 みなさん、私問題だと思うのは、民主党の態度です。岡田代表は、一昨日の演説から、民主党は増税はやりません。節約の民主党か。増税の自民党が、これが争点です。と突然言い始めました。

 しかしみなさん。今日私は、民主党のマニフェストを改めて持ってきて、読んでみました。なんと書いてあるか。はっきり、配偶者控除、扶養控除の廃止、つまり、所得税の増税サラリーマン増税やりますと、書いてあります。2008年度までに、年金目的消費税の導入消費税を3%上げる。はっきり民主党のマニフェストには書いてあるんです。

 みなさん、選挙の評判が悪いから、選挙の情勢が芳しくないからといって、マニフェストに書いてあることと反対のことを平気で党首が言う。二枚舌を選挙で使う。これは許されないことではないでしょうか。あくまでも増税はしないと言うのなら、私は「増税する」と書いてある民主党のマニフェストは、撤回すべきだと思いますが、みなさんいかがでしょう。

 政権についたらやる公約だと言っているけれど、政権につく前から、もうこんなこと言ってるんですから、こういうものは信用できませんね。

無駄遣いをやめ、大企業にはヨーロッパ並みの負担を

 日本共産党は、庶民の増税は絶対反対です。財源は、無駄遣いをやめること。そして、空前の利益を上げている大企業・財界に、儲けに応じた負担をしてもらうこと。これでちゃんとまかなえます。

 小泉さんは、大企業にそんな負担をしてもらったら、企業が、(国内から)逃げていくからと、すぐそういうんですけど、全くあたりません。だって、日本の財界・大企業は、減税に次ぐ減税で法人税えらい負けてきた。それに、リストラに次ぐリストラで、今バブルの時以上に儲かっている。使い道のない余剰資金を82兆円も、大企業はため込んでいる。国の予算に匹敵するんです。

 ヨーロッパでは、こういう企業に、きちっと社会保障を支える責任を果たしてもらっている。ドイツ、イタリア、フランスでは、企業が支払う税金と社会保険料の負担率が日本の1.5倍から2倍なんです。それでも、企業(は国外へ)逃げていってません。逆に日本から、トヨタ自動車も、松下電器も、フランスやドイツに進出して、そういう高い企業の責任と負担ちゃんと果たしながら、利益も上げている。力あるんですから。

 みなさん、財政が大変や負担をお願いせなあかん、と言うのなら、毎年のように所得が減って、アップアップ言っている庶民から取り立てるんではなくて、(収益が)余ってあまって仕方がない財界・大企業にそれなりの負担をお願いする。当たり前のことではないでしょうか。

財界から献金をもらい悪政を競い合う、自民と民主

 なんでこんなことが、共産党以外は言えないのか、財界からお金もらってるからです。自民党も民主党も、毎年のように、日本経団連=財界詣でをして、政策に注文を受けています。もっと法人税を下げろ。消費税は上げろ。そして、企業の社会保険料負担を減らせ、労働者を扱き使う安上がりで使い捨てにできるように、労働法制を変えろ。こういう物差しで、通信簿までつけてもらって、評価が悪いからもっと高くなったら献金をあげましょう。ニンジンぶら下げられて、ひも付けられて、自民党と民主党は、忠実に実行する競い合いをやっている。

 こういう政党ではみなさん、庶民に傷を押しつけることに、心は一切いたまなくても、財界のもうけには、指1本触れることはできない。こんな政治が、日本の政治のいちばん大きな問題ではないでしょうか。

 みなさん、日本共産党は、財界・大企業から1円の献金も受け取らない政党です。だからこそ無駄遣いにもズバリ、企業の社会的責任にもズバリ切り込むことができます。どうか、この党に、庶民から取り立てることばっかりやめてーや。こんなに暮らしが大変な時に、消費税増税、サラリーマン増税やめてーや。そのみなさんの切実な願いこもったご1票を安心して、日本共産党へ託してください。おねがいいたします。

安心安全な年金制度とは

 みなさん、一昨日、宣伝してよりますと、若者から年金のことも山下さんいうてーやと言われました。

 いま若者はさっきましたように、正社員になれない。パートやアルバイトやフリーターです。そういう方々は、厚生年金には入れない。国民年金です。でもみなさん、フリーターの1カ月の収入は、平均10万円あるかないかです。そういう方が、国民年金の保険料毎月1万3千数百円払えますか。払えないです。いま生活するのに必死ですから、放っておいたら、これから1000万人も無年金になる人が出てくる。

 しかも、サラリーマンや公務員、自営業者、全ての方々の土台の年金になっている、この国民年金という土台が安すぎる低すぎる。月4万6000円しか年金ありません。これでは老後を支えられません。

 日本共産党の年金改革の提案は、この土台をしっかりさせることです。すべての国民のみなさんに、月5万円の年金を国の負担で支給する。そのうえに、それぞれのみなさんがかけた保険料に応じた給付を上乗せする。これが、日本共産党が提案する最低年金保障制度の提案です。財源はさっき言った通りです。無駄遣いをやめる。財界・大企業の儲けの一部を社会保障、年金にも回してもらうことです。これで十分できるんです。

もらえるの?民主の年金改革案

 みなさん、民主党も、年金年金といっていますね。最低保証7万円言うてます。共産党5万円やから、民主党の方がいいかなと、思ってる方あったらちょっと注意してください。民主党の年金7万円もらうためには、民主党の年金制度ができて、40年間その制度に加入している人で、初めてもらえるんです。みなさん残念でした。もらえません。私ももらえるかどうかわかりません。

 しかし、民主党の年金の財源は、先ほど申し上げました。消費税をあげる。3年間は消費税3%あげると書いてある。でも、3%では絶対たらない。3年後からもっと上がることになります。それは40年後から始まるんじゃないんです。いますぐ消費税の値上げは、みなさんにかぶさってくる。7万人の年金をもらうのは40年先だけど、消費税の増税はすぐかぶさってくる。これでみなさん、安心できる老後と言えるでしょうか。

 私は、こんな制度では死んでも死にきれんと思いますが、みなさんいかがでしょう。なんで民主党の年金制度はこんなことになっちゃうのか。

 大企業・財界のもうけという日本の社会でいちばん負担能力のあるところに指1本触れんから、こんなことになるんです。国民の庶民の負担しか考えられなかったら、年金の制度ひとつ考えても、給付を削るか負担を増やすかどっちかしかないんです。

 自民党も民主党もこの枠の中で、きゅうきゅうしているから、安心できる制度を全然示せない。大企業・財界のぼろ儲けの一部を社会保障に回してもらう。安心できる老後を作るために回してもらう。そしたら、消費だって増える。大企業の商品だって売れるんですから、一石二鳥です。

 みなさん、安心できる年金も若者も障害者もみなさんのしっかりした年金制度財源を示せる日本共産党へ、私山下よしきへ託してください。お願いします。

憲法9条を守ろう!

photo みなさん、憲法の話は、(元衆院議員)藤田スミさんからもありました。お父さんを戦争でなくして、お母さんが古井戸で、お父さんの写真をかざして、水面に映れば生きている。映らなければ亡くなっている。なんべんもかざしたけれども映らなかった。古井戸のそばで、お母さん慟哭した。その話を何回もお聞きしました。

 藤田スミさんにとって、日本国憲法は、父の命が込められた憲法です。そういう方々が、アジアで2000万。日本人310万人いる。

 みなさん、こんなたくさんの人々の思いが、こもった憲法をなんでアメリカから言われて、投げ捨てなければならないのか、あまりにも情けないじゃありませんか。

 しかしみなさん、憲法というのは国会議員だけで変えることはできません。小泉さんだけで変えることはできません。国民投票で、みんながあかん、憲法変えたらあかんという声をあげたら、守ることができるんです。声をあげましょう。力を合わせましょう。日本共産党筋金入りの反戦平和の党に、憲法9条守れの1票を託してください。おねがいいたします。

比例代表で日本共産党の議席を伸ばしてください

 大事な選挙です。どうか明後日、確かな野党が必要です。自民が伸びても、民主が伸びても、庶民大増税、憲法こわしは変わらない。悪政の競い合いに、待ったをかける。確かな野党、日本共産党を伸ばしてください。

 お一人2票ありますから、1枚目の小選挙区は私山下よしき、参議院議員6年間、みなさんの声を代表して、悪政にきっぱり。立ち向かってまいりました。今度は衆議院で、働かせてください。おねがいいたします。

 二枚目の投票用紙は、比例代表選挙です。政党名を書いていただくこの選挙、どうか、日本共産党とお書きください。日本共産党と書きいただいた1票1票は、全国どこでも、すべて共産党の議席を増やすことに、つながります。死に票はありません。この比例代表で、日本共産党は議席を増やしたいと考えています。

 どうか1票でも結構です。比例の1票だけでも結構です。日本共産党、「やっぱり確か野党。待ったをかける野党がいるなあ」。その思いを比例代表で、日本共産党と書いて示してください。比例代表でうんと議席を増やしていただいて、近畿ブロックから私山下よしきも含めた、共産党の衆議院議員5人誕生させてください。ありがとうございました。がんばります。

日本共産党 市田忠義 しんぶん赤旗
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