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衆議院解散直後の訴え(大要)

(2003年10月10日 於淀川区役所前)

 淀川区役所ご周辺のみなさん、区民のみなさん、こんにちは。日本共産党わたくしが今度の衆議院選挙、ご当地大阪5区で挑戦をさせていただきます、前参議院議員の山下よしき、山下よしきです。どうぞよろしくお願いいたします。

 たった今、国会では衆議院が解散されました。いよいよ11月9日の投票日まで選挙が始まります。

支持を訴える山下よしきさん(左)、てらど月美党府政対策委員(中)、姫野浄市議(右)

 わたくし山下よしきは、今度の選挙は21世紀の日本のすすむべき方向は、このままでいいのか、大きく問う選挙にしたいと思っています。

 まず第1に、わたくし山下よしきは、政治の一番大事な仕事は「国民のみなさまの暮らしを応援すること」「暮らしを支えること」だと思うんです。小泉さんが総理になって2年半。暮らしがよくなったことがあるでしょうか。失業も倒産も自殺者も過去最悪です。家庭の所得はこの2年間で1世帯あたり年間40万円も減りました。こんなに暮らしが大変なときに、小泉さん、自民党・公明党のみなさんが「改革」「改革」といってやってきたことは、なんでしょう。この4月から、お年寄りの暮らしを支える年金が、はじめて切り下げられました。みんな泣いています。サラリーマンの医者代も1.5倍にあげられた。そのうえ今度、消費税を2ケタ・10%にするというでしょう。こんなことやったら、ますます所得は奪われ、物を買う力を失う。企業は、リストラ・人減らしに走り、下請け・中小企業の仕事もますます減ります。

 もうはっきりしたんじゃないでしょうか。小泉さんの、自民党や公明党さんの言う「構造改革」というのは、やればやるほど暮らしも沈没、景気も沈没です。

 わたくし日本共産党の山下よしき・山下よしきは、国民の暮らしを応援する政治でこそ、大阪と日本の経済が、建て直ると思います。

 そのために、わたくしは2つの提案があるんです。

 第1は、税金の無駄遣いはもうやめて、くらし第一の予算に切り替えようという提案です。

 長野県では、田中知事のもと「脱ダム宣言」。もう無駄なダムをつくるのはやめました。大事な県民の税金は、例えばお年寄りのための福祉の施設、長野県では50数箇所でいっぺんにつくらせて、喜ばれています。また、「子どもたちにゆきとどいた教育」をと1クラスの人数を減らす30人学級を今年は3年生まで、来年からは6年生まで、全部30人学級になる予算がつきます。

 みなさん。無駄をなくせば、福祉も教育も前にすすめる道は開ける。長野県1県でも、これだけのことができるんですから、全国の無駄遣いにきっぱりとメスを入れ、国の予算全体を切り替えたら、どれだけの暮らしの応援になるでしょうか。

 みなさん。大阪は、無駄遣いのチャンピオンです。関西国際空港に、いま2本目の滑走路をつくろうと山を削り、海を埋め立てて、工事がすすんでいます。1兆5千億円です。しかし、いまある滑走路だけでも飛行機の便数もお客さんも減る一方。大赤字なのに、なんでその横にもう1本滑走路をつくらなあかんのか。どう考えても採算が取れない。こんな巨大な無駄遣いに、自民党さんも公明党さんも、残念ながら大阪では民主党のみなさんも、みんな与党として、この巨大開発=無駄遣いを推進しています。これでは、暮らしを応援する財源=福祉や教育を前にすすめる予算、出てくるはずがない。ですから、自民党も公明党も、民主党も消費税を上げる、将来上げるんだと、もう言いはじめてるじゃありませんか。

 わたくし日本共産党の山下よしきは参議院議員の時代、当時の橋本龍太郎総理に消費税を上げようとした橋本さんに追及しました。「消費税というのは、そもそも所得の低い人ほど負担が重〜くのしかかる。弱いものいじめの悪税だ。この消費税を税率引き上げたら、弱い者いじめぶりが拡大されるではないか」そう言ったら、橋本さん、これを否定できませんでした。

 みなさん。いま自民党も民主党も福祉の財源に消費税をあてる、消費税を上げると言いはじめた。しかし、こんな本末転倒ありません。だって、福祉を一番必要とされる方がたに、一番重たく冷たいのが消費税なんですから。どうかみなさん、こんな消費税大増税、狙いがはっきりしてきたんです。こんどの総選挙、こんな消費税の大増税は、「国民は許さないよ」そういう声を挙げる選挙にしようではありませんか。

 わたくし日本共産党の山下よしきは、消費税の増税ではなくて、無駄な開発にとことんメスをいれる。あるいは、道路特定財源、用もない目的もないのにこの財源があるために、どんどん無駄な高速道路がどんどんつくられています。道路特定財源をやめて、社会保障の予算にまわす。軍事費の無駄をなくす。こういう無駄を削ることで、福祉の財源を前進させる財源をうみだします。そして将来的には、大企業や高額所得者の方がたに、いま自民党が税金を大まけにまけていますから、応分の負担をしていただく。こういう税金の使い方と集め方、両方を改革して、庶民いじめの大増税ではなくて、福祉を前進させる予算を生み出す。長野県のように暮らし応援の政治に切り替えます。

 そしたらみなさん、いま国民の3人に2人が、「生活に不安を感じる」とくに「老後に不安を感じる」とおっしゃっています。こういうことをしっかり支えて、不安を取り除く。もうちょっと貯金よりも、物買おかなという気持ちになる。これが大事です。庶民のふところをあたためて、物買う力を引き上げて、商売繁盛。大阪と日本に活気をとり戻す。わたくし山下よしきは、この道をみなさんと一緒にすすめたいと思います。

マスコミの取材にこたえる山下よしきさん(右から2人目)

 二つ目の日本共産党わたくし山下よしきの提案は、働く人たちの雇用をまもるルールをしっかりつくろうという提案です。ヨーロッパでは、企業にも社会的責任がある。「儲けのためになにやってもええ」というのは、通用しません。労働者の雇用をまもる責任、下請け中小企業の経営をまもる責任、環境や人権をまもる責任がある。これらをちゃんと果たしてこそ、その企業も経済もまともに発展できる。それがヨーロッパでは当たり前の流れです。

 ところが日本では、こういうルールがほんとに弱い。またあってもまもられていません。わたくし山下よしきは、参議院議員の時代にこの問題でも提案をしたんです。みなさん、「サービス残業」ってご存知でしょうか。残業しても残業代を払わない違法行為が、日本の大企業にはまかり通っております。わたしは、サービス残業をやめさせるだけで、雇用をうんと増やせますよという提案をしたんです。そしたら、ついこないだ、第一生命経済研究所っていうところが、わたしとまったく同じ試算と提案をいたしました。全国の職場で、サービス残業をなくし、それを雇用に置き換えたら、なんと160万人雇用が増えますよという提案なんです。ものすごいでしょ。いま全国の失業で苦しんでいる方、350万人ですから、その半分は、いっぺんに解決です。しかも、国の予算は1円もいりません。企業にいまあるルール・法律を守らせるだけで、これだけの雇用をうみだせる。政治の姿勢が大事です。ごいっしょに企業にも社会的責任・ルール守らせる政治を開こうではありませんか。無駄遣いをなくし、企業のルールをまもらせる。これは、どんな政党・候補者にもできる仕事ではありません。企業からガッポリお金をもらう。政治献金もらう。こういう党ではできませんから。清潔な党、日本共産党、わたくし山下よしきに、無駄を削り、ルールをまもらせ、国民の暮らし応援する新しい政治をつくる仕事をやらせてください。お願いいたします。

 最後に、外交の問題もひとこと訴えをさせていただきます。

 来週、アメリカからブッシュ大統領が、日本にやってきます。なにをしに来るのか。イラクに自衛隊を出しなさい。イラクの占領にかかったお金を日本も肩代わりしなさい。こういいに、ブッシュさんは来るんです。

 小泉さんは、「私はブッシュ大統領の前に出たら、千切れるほど尻尾を振るんです」と自分で言う方ですから、「はいはい」となるんでしょう。しかし、みなさん、いまイラクに自衛隊を出したら、一体どうなるでしょう。小泉さんは、「殺されることも、殺すこともある」こういいました。冗談ではありません。憲法9条を持つ国が、よその国に軍隊を送り、その国の人びとを殺す。こんなことは、今までいっぺんもなかったし、これからだってあってはならないことではないでしょうか。

 わたくし山下よしきは、イラクへの自衛隊の派兵、みなさんとともにストップをさせるためにがんばりたい。そして「そのためのお金を出せ」。子どもの小遣いを出すんと訳が違います。数十億ドル。日本円にしたら5千億とも1兆円とも言われています。日本のお年寄りには、財政が大変だからと年金を切り下げ、消費税を上げようという政党・政権が、アメリカのデタラメな戦争の後始末のために、なんで国民の大事な血税を、ぽ〜んと何千億も出してやることができるのか。絶対にまちごてます。わたくしは、ブッシュさんが来るまでに、みなさんと一緒に、「こんなアホなお金の出し方アカンで」と声をあげたいと思います。それでも出すというんだったら、今度の選挙で、どうか厳しい審判を自民党・公明党に下そうではありませんか。

 わたくし日本共産党山下よしきは、いつまで続けるアメリカ言いなりの情けない政治、もうこっから抜け出して、アメリカと雁字搦めに縛られる軍事同盟、もうやめて対等平等の日米友好条約に切り替えたい。そして、アジアや世界に向かって、憲法9条を堂々とアピールできる、本当に独立した平和の外交に舵を切り替えるためにがんばりたいと思います。

 みなさん、その憲法9条が危なくなってまいりました。小泉さんは、「2年後には憲法を変える案をつくれ」と指示しました。この一番の狙いは、憲法9条です。アメリカがイラク戦争のような一方的な戦争、侵略戦争を世界のいろんなところではじめたら、今度は自衛隊が大手を振って戦争に参加できるように、邪魔になる憲法9条をなくしてしまおうというのが、小泉さんたちの一番の狙いです。野党だったら、そんなことは許さないよと、国民と一緒に「待った」をかけるのが、本当の野党ではないでしょうか。ところが、残念ながら今の民主党の菅さん、「民主党も憲法を論じる。憲法をつくりかえる」そういい始めました。これでは、憲法9条なくそうという自民党の狙いに「待った」をかける野党の仕事が、できないんじゃないでしょうか。わたくし山下よしきは、憲法9条というのは、かつてアジアの人びと2000万人の命を奪った、310万人の日本人の命を奪った、あの侵略戦争の深い反省の上に世界に向かって二度と再び日本は戦争はしませんと約束したのが、憲法9条だと思います。

 わたくし山下よしきは、もちろん戦争の体験はありません。しかし、憲法9条をしっかりうけつぎ、未来に生かすのは、私たちの世代の務めだと思っています。どうかみなさん、憲法9条を守ろう、平和の立場で世界に貢献しよう。そのみなさんの熱い平和の願い、今度の選挙、どうかこぞって、日本共産党へ、ご当地大阪5区では、わたくし山下よしきに託してください。お願いいたします。

 大事な選挙です。福祉をどうするか。暮らしをどうするか。平和をどうするか。21世紀のすすむべき道は、このままでいいのか。ほんとに問われています。どうか、自民党の行き詰った政治を大本から変える確かな道をしめす党、野党らしい野党、日本共産党をう〜んと伸ばしてください。大阪5区から、わたくし山下よしきを衆議院に送っていただきたい。もう一度国会でがんばらせてください。心からお願いを申し上げ、衆議院解散直後の第一声とさせていただきます。どうもありがとうございました。

(山下さんの意図を尊重して、一部の手直しにとどめています。)


 消費税を上げようとした当時の橋本龍太郎総理を追及
 1997年3月14日参議院予算委員会で当時の橋本首相を追及。逆累進性を否定できず答弁不能になる。以下に全文を掲載。

資料:1997年3月14日参議院予算委員会での質問



 サービス残業をなくして雇用を創出せよ

 2000年8月1日、参議院本会議で当時の森首相に対して以下のように質問しています(全文はこちらから)。

 政府の雇用対策が効果を発揮しない原因ははっきりしております。大もとにある企業のリストラ、人減らしを野放しにしたままだからであります。ヨーロッパでは、企業の一方的な解雇、リストラを規制する法律がありますが、日本でも雇用を守る法制度をつくるべきであります。日本共産党は、この国会に引き続き解雇規制法案を提出いたしました。労使間の話し合いに任せるなどという無責任な態度を改めて、真剣な検討を求めるものであります。

 また、労働時間を短縮し、新たに雇用を拡大すること、とりわけサービス残業を根絶することも急務であります。

 最近、労働省が行った電機産業における実態調査では、実に七割の事業所に是正勧告、指導がされるなど、日本の職場にサービス残業が蔓延し、健康破壊も進行していることが明らかになりました。フランスでは、政府が進めた労働時間短縮政策が功を奏し、この間着実に失業が減り、雇用がふえております。日本でも、サービス残業をなくせば九十万人雇用がふえるという報告もあります。雇用をふやす効果が証明済みのこの対策に今こそ踏み出すことを求めたいと思います。

日本共産党 市田忠義 しんぶん赤旗
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