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ちばあつこ・衆院大阪3区予定候補の演説

2008年10月26日

 10月26日、いっしょに宣伝カーに乗って聞いた、ちばあつこさん(衆院大阪3区予定候補)のすばらしい10分間演説を紹介します。

               ※      ※      ※

 おはようございます。日本共産党のちばあつこです。台所から政治を変えていきます。庶民の代表です。どうかよろしくお願いいたします。

 みなさん。ホンマにいま、私たち庶民の生活は大変です。税金上がりました。保険料もものすごく高くなった。しかも年金から天引きです。そのうえ今度のものすごい物価高。「どないして生活していけゆうんや」。「生活できへんやないか」。「もうなんとか政治変えてもらわな困る」。中小企業のみなさんも「原材料の値上がりで、もう経営が大変や」というておられます。商店をやっておられるみなさんも「お客さんがけえへん。商売あがったりや。何とか政治変えてもらわなやっていかれへん」、こう言っておられます。国民のくらしもっとしっかりと応援する政治に政治の中身を変えなければ、私たちのくらしどうにもならないところにまできているんではないでしょうか。この声をしっかりと国会に届けるために頑張ってまいりたいと思います。

 みなさん。小泉構造改革というのは、「お金がないから国民のみなさんには我慢してもらわなあかんのや」。こう言うて、どんどんどんどん社会保障を削ってきたんです。その結果、7年前に比べたら、計算してみましたら、国民ひとりあたり平均して1年間で10万円以上も負担が増えているんです。4人家族では40万円以上も支払いが増えた勘定になります。これでは私たちのくらし苦しいの当たり前。ものが売れなくなって、景気が悪くなるのは当たり前なんです。

 でも、みなさん。お金あるところにはあるんですよ。ものすごい儲かってるんです。大企業は、この構造改革で、「自由化や」「規制緩和や」言うて「国際競争力をつけるためや」こんなこと言ってものすごいお金が儲かる仕組みを、政治の力でつくってもらってきました。正社員をどんどんリストラして、いくらでも派遣労働者増やしてもいいようにして、大儲けしているんです。そして、しかもこの儲かっている企業はものすごい減税してもらっています。大企業への法人税の減税や優遇税制、配当金への減税、これ全部合わせたら、1年間で7兆円にもなるんです。だから、お金余ってしゃあないです。ものすごい余ってます。その巨大な資金が投機マネーに化けて、世界中で暴れまわって今回の原油の値上がり、そして食料の値上がりを引き起こしています。被害を受けるのはまた私たち国民・庶民なんです。その結果どうなったでしょう。アメリカの金融会社が破綻しました。そして世界中に金融危機が広がってくる。日本にも不況がやってくるといわれています。

 でも、みなさん、よう考えたら、投機と言うのは、早く言えば博打(ばくち)なんです。博打を繰り返していったら、いつかは必ず破綻が来るということは、最初からわかりきったことではないでしょうか。

 みなさん。どんなに大企業が大儲けをしても、大資産家がお金を溜め込んでも、国民のくらしが豊かにならなければ、絶対に景気はよくなりません。経済の安定した健全な発展もありえないんです。いまこの経済の閉塞状況から抜け出す一番確実な方法は、国民のくらしをしっかりとあたためてものを買う力をつけて、着実に景気を回復していくことではないでしょうか。

 そのためには、まず私は、消費税に頼らずに社会保障を充実させていくことを提案したいと思います。そして消費税は、食料品は非課税にしましょう。やればできます。食料品への非課税は、大きな経済効果が期待できます。そして所得の少ない方がたへの一番確実な生活の支援になります。

 そして、後期高齢者医療制度。これをキッパリ廃止しましょう。最初にこの話が持ち上がった時に反対したのは日本共産党だけやったんです。でも、この中身がわかるにつれて、「なんと戦前戦後苦労してこられたお年寄りを姥捨て山に捨てるようなことをするとはなにごとか」と日本列島を怒りの声が覆いました。後期高齢者医療制度はもうきっぱり廃止するしかありません。

 そして医療をしっかり充実させて、国民の命と健康を守るために頑張っていきたいと思います。

 そして年金も大切です。40年以上年金払い続けてんのに、いざ年金生活に入ったら、どないしてもお金足らへん。年金だけで生活でけへん。こんな年金の制度間違っています。もっとしっかり充実させる必要があります。

 そして教育も大切です。今年は、日本から4人もノーベル賞を受けた人が出ました。すばらしいことです。日本の科学、そして研究は世界最高水準までいってるんです。でも、みなさん。この方がたが大学に行かれたころには授業料ものすご安かったんです。親の仕送りがなくても、アルバイトをちょっとすれば、研究に専念できたんです。ところがいまどうでしょう。いまお父さんお母さんの教育費の負担、ものすごい重いんです。もう耐え難いものになっています。これは、教育予算を減らしてきたからこうなってしまったんです。どんなに一生懸命勉強しても、才能があっても、家庭の収入が少なかったら、進学の夢は諦めなければならない。こんな世の中は、間違っているんではないでしょうか。世界ではもう授業料は無料というのが、大きな流れになっているのに、ものすごい授業料が高いんです。私はせめて収入の少ない家庭の子どもさん「学校行きたいんや」こういう時には、ちゃんと授業料用意してあげる、そして返す必要のない奨学金を用意して、むざむざ大切な人材が、将来の夢を諦めるということがないようにしていきたいと思います。

 教育も医療も年金もしっかりと充実させることが大事ではないでしょうか。

 そのためには財源が必要です。私はまず儲かっている大企業から普通に税金もらおうやないか、儲かったら税金払うの当たり前やということを国会で提案したいと思います。

 そして税金のムダづかいもうやめましょう。年間5兆円もの軍事費。こんなようけ軍事費必要ありません。日本は憲法9条で「もう絶対に戦争はしません。武力でもって、よその国を脅かすことなんていたしません」と世界に約束しているんです。だからずっと平和でこれたのに、なんで5兆円も軍事費使う必要があるでしょうか。

 アメリカ兵のために贅沢な住宅をつくってあげたり、レジャー施設つくってあげたり、しかもそこで働く従業員の給料まで私たちの税金で出す。これほどのムダづかいあるでしょうか。しかも沖縄の美しい海を埋め立ててアメリカのために新しい基地をつくろうという計画。私たちの税金でどうしてつくる必要があるでしょう。世界はもう紛争の解決は、話し合いでやっていこう。もう戦争はやめよう。この流れが大きく広がっているのに、どうして戦争の準備のために私たちの税金使って新しい基地をつくる必要あるでしょうか。これ以上のムダづかいはありません。税金のムダづかいをやめたら、充分に財源が生まれます。

 みなさん。国民のくらしをもっともっと暮らしやすくて、あたためて、暮らしやすいあたたかい世の中にしていこうではありませんか。今度の総選挙は、絶好のチャンスです。そうすれば、日本の未来が開けてきます。日本共産党をもっともっと大きくしてください。日本共産党が大きくなれば、政治が変わります。政治が変われば、暮らしが変わります。日本共産党への大きなご支援、そして私ちばあつこへのご支援をお願いいたしまして、ごあいさつ終わらせていただきます。ありがとうございました。

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