紀の川市、岩出市で街宣とつどい 久しぶりの「めっけもん広場」
2010年02月06日
和歌山県の紀の川市、岩出市で街頭宣伝と新春のつどい。冷たい風に時折粉雪の舞うなか、午前・午後4カ所でマイクを握りました。党大会後はじめての街頭演説でしたが、様々な反応があって面白かった。(写真:街頭演説中に前を駈け抜けて行った若者たち。「がんばれ!」と励まされ、演説にも力が入りました)
1カ所15分で、小沢問題、景気問題、普天間基地問題をしゃべりました。畑の中で演説しているときです。農作業中の男性(50代)がしばらく手を止めて聞いてくれました。演説を終えてあいさつに行くと、男性は「悪いけど、民主党も社民党も共産党もきらい。好きな政党はない」と笑います。「日本はアメリカに守ってもらわんとやっていけんと思う」とも。
なるほど、そういう人でも手を止めて聞いてくれるんだ、やはり多くの人が自公政治に代わる新しい政治の中身を考え中なんだと実感しました。となると、演説の語り口も、決めつけ的なものではなしに、相手に問いかけ考えてもらうものにしなければなりません。
そう心がけながら、次はスーパー前で演説。買い物帰りのおじさん(60代)が自転車から降りて、ガタガタ震えながら最初から最後まで聞いてくれました。演説が終わると拍手してくれたのでお礼に行くと「ようわかった」。そこで「支持者の方ですか?」とたずねると「うん、まあ…」と歯切れが悪い。
「じつはワシ学会やねん。最近公明党は自民党から離れている。なんやねんといいたい」とのことでした。驚きました。まさに国民的規模で新しい政治の模索・探求がはじまっているんですね。こうした人々の気持ちにかみあう演説にしなければならないとつくづく思ったのでした。
「新春のつどい」には会場いっぱいの人が参加してくれました。吉田まさや参院和歌山選挙区候補とともに、私からは45分のお話。街頭演説とは話の組み立てを変えて、党大会の明るい様子、自民党政治の「2つの異常」、沖縄米軍基地、暮らしと経済、政治とカネ、新しい政党配置でたたかわれる参院選、勝つべくして勝ったといえる選挙に、の順番でお話。笑いあり頷きありでみなさんよく聞いてくださいました。
帰りに、JA紀の里ファーマーズマーケット「めっけもん広場」を訪ねました。何年か前に訪問して組合長と懇談したことがある産直センターです。きょうも大阪などからのお客さんでにぎわっていました。
店長さんにお話を聞くと、農産物を出す農家は1600軒。新しい若い生産者が増えているとのことでした。農業を始めた人が、農業の面白さ、やりがいを感じてくれる場となっているようです。都市近郊農業の生きるひとつの道を示してくれる「めっけもん広場」。今後も注目したいと思います。
せっかくなので、妻に電話して指示に従い、新鮮な野菜をたくさん買わせていただきました。