昨夜は、ある自動車メーカーの「非正規切り」問題で労働者のみなさんと懇談。「いつか正社員に」と長年期間工としてがんばってきたのに年末に雇い止め・解雇された労働者の悔しさ、3月末に雇い止めされるかもしれない労働者の不安を、いくつも聞いてきました。ぜひ国会でとりあげたい。

　きょうは、岡山県倉敷市で18日から始まる市議選の応援。倉敷でも、三菱自動車水島製作所が1月７日に発表した900人のあらたな「非正規切り」が大問題になっていました。04年、経営陣による「リコール隠し」発覚で三菱自動車の販売は大きく落ち込みました。そこから立ち直るために正社員とともに懸命に働き、生産を支えてきたのが1400人の非正規労働者です。なのに、ちょっと利益が減りそうになると彼らを真っ先に切り捨てるとは“恩知らず”もはなはだしい。（写真は三菱自動車門前）

　演説会ではこうした大企業の身勝手さを批判するとともに、「年越し派遣村」に集まった1700人のボランティアなど“あったかい人間の連帯”も紹介。昨日、「派遣村」の人たちが申請した236件の生活保護がすべて認められ、1カ月分の支給が始まったことを報告すると、屋内でも街頭でも聴衆から大きな拍手が湧き起こりました。ホントうれしいですね。こうしたぬくもりを、こんどは政治が示す番です。（写真は、水島での田辺あきお市議との演説会。超満員でした）

　国政の話に続いて倉敷市政の話も。日本共産党5人の議員団は、�@子どもの無保険を国に先駆けて解消など、国の悪政から市民のくらしを守る、�A年末に閉鎖されたレジャー施設「チボリ」への税金投入に一貫して反対など、市民の目線でムダづかいをチェック、�B子どもの医療費無料化の拡充など、市民とスクラム組んで願いを実現、というかけがえのない３つの役割を発揮しています。

　なんとしても5人の議員団をひきつづき働かせていただきたいと訴えました。倉敷駅前には、田辺あきお、大本よし子、たぎ公夫、末田まさひこ（以上現）、余江ゆきお（新）の5人の候補が勢ぞろい。厳しい冷え込みのなかでの街頭演説会でしたが大勢の人が集まってくださいました。

　団長の田辺さんとは「お久しぶり」のあいさつを交わしました。もう10年以上前になりますが、倉敷で大型店出店問題でのシンポジウムが取り組まれた際、パネリストの一人として参加したことがあります。「あれはいいシンポでした」と昔話に花が咲きました。