京都南座で前進座初春特別公演、『出雲の阿国』（有吉佐和子・原作）を観劇。大阪府日本共産党後援会・「前進座」を観る会の恒例行事です。

　阿国役の妻倉和子さんは、“貴人のまえで踊って出世するより、汗水たらして働いた銭を、握りしめて見にきてくれる人たちのために踊りたい”というのが阿国の生き方とおっしゃっています。

　この生き方は、政治家にこそ求められているものではないでしょうか。汗水たらして働く人たちをモノのように使い捨てにする社会と政治を大もとから変革するために、来る解散・総選挙で日本共産党の前進を！と開演前800人のお客様に舞台の上からご挨拶させていただきました。

　楽屋に嵐圭史さんを訪問。宮本たけし衆院比例候補、中道保和府後援会幹事長、太田事務局長と。嵐圭史さんは、「厳しい経済情勢のなか1枚9000円のチケットを買って観にきてくれるお客様がどれだけいるか心配でしたが、皆様のおかげで大勢の方が来てくださいました。こういうときですから観てくださった方が元気になる芝居をやりたい」と語っておられました。

　そのとおり元気の出るお芝居でした。とくに、都からの追放を命じられた阿国が出雲に帰り、鑢（たたら）の長、田部壮兵衛（嵐圭史さん）に天下一の踊りを見せたあと、斐伊川の洪水を引き起こす元になる、鑢の砂止め工事を願い出るくだりは見ごたえがありました。

　変革の年の幕開けにふさわしいお芝居でした。