メッセージ

　日本共産党は、一貫して、イラク戦争が国連憲章違反の侵略戦争であるとして反対してきました。また、自衛隊のイラク派兵は、米軍の戦争支援であり憲法違反であるとして反対してきました。

　当時国会では、志位委員長が小泉首相に対し、「いかなる根拠にもとづいて、『イラクは大量破壊兵器を保有している』と断言したのか」と追及し、首相は答弁不能に陥りました（2003年6月）。

　その後、名古屋高裁で、「航空自衛隊がイラクで行っている輸送は、憲法9条1項の武力行使にあたる」とする歴史的な判決が下され（2008年5月）、ブッシュ米大統領自身、「最大の痛恨事は、イラクに関する情報の誤りだった」と述べました（2008年12月）。

　オランダやイギリスで、イラク戦争開戦や参戦の検証活動が行われているように、日本でも検証を行うことは、二度と再び無法な戦争とそれへの加担を許さないために非常に意味のあることだと思います。ともにがんばりましょう。

　2010年2月27日
　日本共産党　参議院議員　山下よしき