あったか連帯ウェブ 日本共産党参議院議員山下よしき



2020とくほう・特報/特別支援学校に設置基準策定の動き/生きること自体が価値のある社会へ/日本共産党山下芳生副委員長

2020年11月14日


 特別支援学校の設置基準策定は、障害のある子どもの教育の問題にとどまらず、障害や病気があってもそれぞれの能力を発揮して成長し、社会に参加していく、生きること自体を価値あるものにする社会づくりにつながる問題です。
 教室不足など、他の学校であれば大問題になることが、設置基準がないため特別支援学校では放置されている。障害のある子どもに対する差別であり、これを変えるのは政治の役割です。
 昨年3月の国会質問では、事前に訪れた神戸大学付属特別支援学校で見た音楽の授業風景から始めました。多くの特別支援学校と違い、同校では定員が守られ、特別教室の転用も起きていません。子どもたちは先生の演奏に合わせて楽器を鳴らし、体をゆすり、声を出して笑っている。見ている私たちも自然と元気になるし、笑顔になる。人間って、教育って素晴らしいと理屈抜きに感じる光景でした。そこから質問を始めることで、どんな障害のある子どもも成長し発達する力を持っているし、教育にはそれを引き出す力があると伝えたいと思いました。
 続けて、音楽室が普通教室に転用された学校では音楽の授業なのに音を出してはいけなくなっていることを告発しました。与党席からも驚きの声が上がるなか、安倍首相(当時)は「現状を放置する考え方は全くない」と答弁。後日、文科省の初等中等教育局長が、有識者会議の検討課題の一つに設置基準を入れたと報告にきました。
 設置基準策定は大きな前進ですが、現状を追認する基準では困ります。既存校の過大化・過密化についても期限を切った対策が必要です。子どもたちにいい設置基準、いい学校を届けるためにこれからも頑張ります。

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