共闘の発展、党躍進へ 奈良で参院選報告会─山下副委員長訴え

　日本共産党奈良県委員会は２７日、山下よしき副委員長・参院議員を迎え、奈良市内で参議院選挙結果報告会を開きました。

　山下氏は、選挙結果で最も重要なのは、自民、公明、維新などの改憲勢力が、改憲発議に必要な３分の２を割り、性急な改憲を許さない国民の民意が示されたことだと表明。全国の１人区で共闘が発展し、奈良でも４野党の比例投票の１４７%を得したことを紹介し、「総選挙に向けて、市民と野党の共闘をさらに発展させよう」と述べました。

　今回の選挙の成果を確信に、悔しさをバネに「どんな情勢の下でも前進できる力を持つ党になるため自力を付けよう」と熱く訴えました。

　参院選比例候補として奮闘した鎌野祥二党県国政委員長もあいさつ。昨年５月から１年２カ月の間、候補者として活動してきた思いを語り「来る総選挙で野党連合政権へ進む『共闘』の発展と共産党の躍進のためにがんばります」と決意を述べました。

　西田一美野党統一候補から連帯のメッセージが寄せられました。

【写真上】声援に応える(左から)鎌野、山下の両氏＝２７日、奈良市
【写真下】参加者とともに（前列中央左から）鎌野、山下氏。