あったか連帯ウェブ 日本共産党参議院議員山下よしき



参議院選挙公示日、街頭からのスピーチ

2019年07月07日


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 「真面目に生きる人々に、希望と勇気を届けるのが政治なのだと思いました。胸のガーベラにはそういう思いも込めています」
 山下よしきが、阪神大震災の活動のなかで聞いた希望−ー公示日、志位委員長迎えた梅田での演説です。




 比例候補の山下よしきです。今日から新しいタスキに、赤いガーベラのブローチをつけています。赤いガーベラの花言葉は「希望」そして「情熱」。日本共産党はどんな政治をめざすのか、「希望」を「情熱」こめて、17日間、語りぬきます。

 先ほどまで神戸で街頭演説をしていました。最後の演説場所は長田区でした。阪神・淡路大震災で大火災が発生し、最も大きな被害が出た所です。

 24年前の大震災直後、私は大阪で集めた1千万円の募金を兵庫県庁に届けました。行き帰りに見た光景が凄まじかった。軒先が道路についた木造住宅、傾くビル。これは間違いなく戦後未曽有の大災害だ。国会に送っていただいたら被災者支援に取り組みたいと決意しました。

 その年の夏の参院選で、私は初めて大阪から国会に送っていただきました。当時の村山富市首相、橋本龍太郎首相に、繰り返し、被災者の生活再建・住宅再建に公的支援をと求めましたが、「私有財産制の国では個人の財産は自己責任が原則」と冷たい答弁が壁のように立ちはだかりました。そのころの一時期、私は被災地に行くのがつらかった。行っても被災者の願いにこたえることができないからです。

 その時、政府がやらないのなら被災者・市民と議員が一緒になって法律をつくろうという運動がおこります。作家の小田実さんが中心になって、生協や労働組合の運動も合流しました。

 市民と超党派の議員が共同して勉強会を重ね、とうとう全壊世帯に500万円支給する法案、いまの被災者生活再建支援法の先駆けとなる法案を参議院に提出することができました。

 阪神・淡路の被災地から聞こえてきたのは、「これで希望が見えた」という被災者の声でした。自分ではどうすることもできない苦難にあえぐ人々に、真面目に生きる人々に、希望と勇気を届けるのが政治なのだと思いました。胸のガーベラにはそういう思いも込めています。

 「8時間働けばふつうに暮らせる社会を」ーーこれは、労働者と家族にとって、まさに「希望」です。

 日本では、8時間どころか過労死するほど働いている人がたくさんいます。好きな人ができても付き合うことができないほど、低賃金で不安定な非正規雇用も広がっています。

 日本共産党は、最低賃金を全国どこでも、ただちに1時間1000円に引き上げ、すみやかに1500円めざします。そのために、中小企業の賃上げを応援する予算を1千倍に増やします。

 人間はモノではありません。労働者派遣法を抜本改正し、正社員が当たり前のルールをつくります。

 長時間労働にも待ったをかけましょう。過労死のリスクは、残業時間が1週間で15時間、1か月で45時間を超えると大きくなります。すべての職場でこの水準を守らせる法律をつくり、「残業代ゼロ制度」はやめて、日本から過労死をなくそうではありませんか。

 ILO・国際労働機関でハラスメント禁止条約が採択されました。しかし、このままでは日本は条約を批准することができず、世界から取り残されてしまいます。日本共産党は、職場でのパワハラ、セクハラ、マタニティハラスメントを法律で禁止します。

 男女の賃金格差もなくします。子育て、家事、介護を男女が共に担うことができる本当の「働き方改革」で、ジェンダー平等社会をすすめます。

 8時間働けばふつうに暮らせる社会、すべての人が個人として尊重される社会をつくるために、あなたの1票を、比例代表は日本共産党、大阪選挙区はたつみコータローに託してください。

 ご一緒に、真面目に生きる人々に、希望と勇気を届けることができる政治をつくろうではありませんか。


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