日本共産党能登地区委員会は１１日、石川県宝達志水（ほうだつしみず）町で、１２月１１日告示（１６日投票）の同町議選と来年の統一地方選に勝利して参院選躍進を必ず勝ち取ろうと、山下芳生副委員長・参院議員を迎えて演説会を開きました。山下氏の訴えに聴衆は大きな拍手で応え、会場は熱気にあふれました。

　山下氏は、辺野古米軍新基地建設強行や９条改憲、消費税増税など暴走する安倍政権を厳しく批判。原発再稼働の問題では、自身が東電福島第１原発の事故現場を調査した経験を語り「志賀（しか）原発の直下には活断層が走っており止めるしかない。原発ゼロの日本をつくり、再生可能エネルギーを普及させよう」と呼びかけました。

　西村ひろし参院石川選挙区予定候補・党県書記長は「日本の農業、能登の農業を守るため日米ＦＴＡ（自由貿易協定）交渉はきっぱり中止を」と話しました。井上さとし参院議員・比例予定候補が「安倍政権を倒し、憲法９条を生かした平和外交を進める」と語るビデオメッセージを寄せました。

　８期目を目指す小島昌治町議は「高すぎる下水道料金を値上げ前に戻します」と訴えました。来年の統一地方選をたたかう北川えつ子・内灘町議、塩谷道子・津幡町議、中谷松助・志賀町議、あぶみ邦夫・輪島市議の現職予定候補４人が再選へ決意を語りました。

　宝達典久・宝達志水町長、川口克則・内灘町長が演説会の開催に歓迎のメッセージを寄せ、紹介されました。