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NHK記者過労死/労働時間把握せず/参院総務委で追及

2017年12月08日


photo 私、山下芳生は12月7日の参院総務委員会で、NHK記者だった佐戸未和さんの過労死問題を取り上げました。事業場外みなし労働時間制が適用され、労働時間管理が行われていなかった実態を明らかにし、二度と過労死が起こらないよう求めました。

 私は、佐戸さんが2013年7月に亡くなる直前の時間外労働は、6月で188時間、7月で209時間にのぼっていたと指摘。「なぜ長時間労働を止められなかったのか」と追及しました。
 NHKの上田良一会長は、記者に「事業場外みなし労働時間制」を適用しており、勤務時間はタイムレコーダーの記録のほか、記者自身が自己申告し、上司が承認するものだったと説明しましたが、質疑のなかで適正な労働時間の把握をしていなかった実態が浮き彫りになりました。
 事業場外労働は、労働時間の計算が難しい場合に限って、一定の時間だけ働いたとみなす制度です。
 私は、渋谷労働基準監督署が「事業場外労働」について「見直しを図ること」などとする指導文書を出したことに触れ、適用自体に問題があったことを示していると告発。「事業場外労働」でも労働時間を把握すべきだとただすと、厚労省の土屋喜久審議官は「使用者は適正な労働時間管理を行う責務がある」と答えました。
 私は、NHK記者は本局に行った時に何日分かまとめて出退勤時刻を打刻することになっており、「これでは適切な労働時間の把握はできない」と批判しました。
 私は、現在、NHKが記者に適用している「専門業務型裁量労働制」での健康確保措置では、第1〜4段階ある健康管理時間のうち、佐戸さんが亡くなる直近1カ月の拘束時間349時間では、第1段階で注意喚起や自己診断だけだと指摘し、長時間労働を防ぐことにはならないと批判しました。
 NHKの根本佳典理事は「改善すべき点があると思う。見直しを進めていく」と答弁。上田会長は「ご両親の思いを重く受け止め、再発防止に私を先頭に取り組みたい」と述べました。

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