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「96条先行改憲に反対する講演会」、兵庫県漁業者決起大会へメッセージ

2013年05月25日

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photo☆ 写真は小林節慶応大教授です。改憲派の論客として知られている方ですが、96条改憲には以下のような大変厳しい批判を展開し、マスメディアでも注目されています。

「権力者も人間、神様じゃない。堕落し、時のムードに乗っかって勝手なことをやり始める恐れは常にある。その歯止めになるのが憲法。つまり国民が権力者を縛るための道具なんだよ。それが立憲主義、近代国家の原則。だからこそモノの弾みのような多数決で変えられないよう、96条であえてがっちり固めているんだ。それなのに・・・」(「毎日」4月9日)

photo その小林節先生が、昨タ、国会内で開かれた「96条先行改憲に反対する連続講演会」で講演されるというので聴きに行きました。
 
 じつは、小林先生とは10数年前に一度お会いしています。たしか参院行財政調査会だったと思うのですが、先生が参考人として出席され、私も質問させていただきました。先生は自民党推薦の参考人だったのですが、自民党の立場と正反対の意見を陳述。困った自民議員に「変節したのか」と聞かれ、「自説がまちがっていると気付いたなら、ためらいなく改めるのが学者です」とまったく動揺せず喝破されました。強烈な印象でした。

 というわけで、講演の前にごあいさつしておこうと名刺を渡すと、小林節先生が「先生(山下のこと)知ってる。厳しい質問されたこと覚えてる」とおっしゃるのでビックリ。10数年前のことなのに・・・。先生は「(私は)名うての改憲派ですから、(山下議員の私を)見る目が怖かった」(笑)とのことでした。なるほど、先生も私に強い印象を持たれたようです。

 講演は10数年前と同じく歯に衣着せぬ“小林節(ぶし)”でした。
 96条改憲が浮上したことを「憲法を語る基礎知識に欠ける人々が論争を先導して来た悲劇」と痛烈に批判。彼らの主張を一つひとつ粉砕しました。
 そのうえで、「今回の『96条改正(悪)先行』論のお陰で、全国民の憲法学習が進み、『改悪』を許さない条件が整ったのでは?」と分析されました。同感です。

 せっかくなので先生に質問。
「96条改憲派には『立憲主義もひとつの学説であって異なる立場もある』と主張する人もあるようだが先生のお考えはいかがか」
 小林先生は、「国王の時代は違うが、それ以降の近代では、権力者も間違うんだ、という考えで成り立っている。これを否定する者ははっきり言ってぶんなぐってやりたいくらいだ。人間とサルとの対話みたいなもの」と明解でした。

 続けて先生は、「共産党にも言いたいことがある。先生(山下のこと)の地元はたしか大阪でしょ。5、6年前の5月3日、憲法記念日、タクシーに乗っていたらデモ隊に阻まれた。共産党系のデモだが、のぼりに『憲法を守ろう』と書いてあった。権力を持ってない者がどうやって憲法を守るのか。共産党にしてこういうスローガンだった」

 「しかし、3年前、東京・町田の駅前で共産党の宣伝カーをみた。その車には『憲法を守らせよう』と書いてあった。うれしかった。共産党はいい線いってる。がんばってください」

 民主、社民など他党議員もたくさんいたのですが、そう言っていただいた期待にしっかりこたえたいと思います。


☆ イカ釣り漁船が一斉休漁するなど、アベノミクスによる影響によって燃油高騰問題が深刻化しています。今月29日には、安倍政権に緊急対策を求める「全国漁業代表者集会」が東京の日比谷野外音楽堂で予定されていますが、三重、福岡、香川、大分、宮崎など各地の漁協でも、集会や街頭宣伝行動を展開しています。
 本日、兵庫県でも「漁業の存続を図るための緊急政策実現を訴える兵庫県漁業者決起大会」が行われるので、メッセージを送りました。


兵庫県漁業者決起大会 御中

 「漁業の存続を図るための緊急政策実現を訴える兵庫県漁業者決起大会」のご盛会をお慶び申し上げますとともに、やむにやまれぬ思いで参加された漁業者の皆様に心からの連帯のご挨拶を申し上げます。
 燃油は皆様ご承知の通り一キロリットルあたり十万円に迫り、四年前より三万七千円も高騰しています。出漁断念のみならず、廃業にまで追い込まれる事態になっているのはきわめて重大です。
 今回の燃油高騰は安倍政権の経済政策=アベノミクスによる急激な円安が原因です。私は四月二十六日の参議院予算委員会で「原因は国がつくっていることを自覚する必要がある」と指摘しました。皆さんが「国が責任をもって対策を行うことが不可欠である」と、訴えておられることは当然です。
 今回の異常な燃油高騰のもと、政府の漁業経営セーフティーネットの補填額一万四千円では到底間に合いません。私は質問で「特別な対策を急ぐ必要がある」と求めたところ、農林水産大臣より「制度の枠を超える対応を考える」という答弁をいただきました。さらに「対策は緊急にやるべきだ」と求め、大臣より「早急に検討する」とお答えいただきました。
 私はこの間、漁業者の皆さんのお話をうかがってまいりました。ことは漁業者の皆様の経営を守るだけでなく、日本人の食料の問題、海域環境の保全や国境の監視にかかわる問題であると思います。
 私たち日本共産党は、皆様の思いをしっかり受け止め、皆様の願い実現へ今後とも奮闘することをお誓いしてご挨拶と致します。ともに頑張りましょう。」

 2013年5月25日 日本共産党書記局長代行・参議院議員  山下 よしき

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