山下よしきさま

官製ワーキングプアの問題を予算委員会で取り上げてもらいました動画を拝見いたし ました。
私は今、障害者作業所に通っているものです。
ご存じのとおり、作業所からいただく一か月の工賃は5000円くらい。とても自立などできない状態にあります。また作業所内で火傷や怪我などをしても労災もありません。ですので自費で治療を行わなくてはならない状況にあります。
もちろん通所中の保険もありませんから、自費で保険料（約3000円）を支払っています。

先日、この作業所から県に採用された方がいましたが、給与は約10万円。雇用期間は3年で終了いたします。本来ならば、就職できたことに対して喜ぶべきところなのでしょうが、3年後にはまた再就職先を探さねばならない状態にならなければならないことを考えるとどうしても手放しでは喜べない状態です。
官製ワーキングプアで追及された自治体は今度は健常者採用から障害者採用にまわして、さも障害者雇用に積極的だというスタイルをとっているようにしかみえません。障害者だから低賃金でも我慢しろ、働かせてやっているだけありがたく思えとしか言いようがない腹立たしさを感じます。障害者自立支援法がありますが、自立できるほどの給与を貰えずしてなにが「自立」なのかと問いただしたいです。

メールありがとうございました。
なるほど、自治体の非正規職員増大に対する社会的批判を受けて、障害者雇用に転換するところが出ているというご報告、貴重なものでした。実態を調べてみたいと思います。

山下よしき