昨夜は3年ぶりに岩手・盛岡での演説会でした。岩手を訪ねるといつも思い出すのが、初めて国政候補になった1992年、それまで行ったことのない東北地方を希望して遊説させてもらったときのこと。東北のなだらかな山々の間を大型宣伝カーで移動していると、自然の美しさばかりが目に飛び込んできます。
しかし、ある町で聞いたのは、牛肉自由化のために畜産農家が自殺したという話。こんなところにまで政治の暗い影が忍び寄っているのかと、見える風景がー変しました。いま交渉中のTPPが合意されれば、再び悲劇が繰り返されることになりかねません。
ところで、盛岡は本格的な韓国冷麺が名物のひとつ。戦前、東北本線を開通させる難工事に強制的に動員された朝鮮人労働者とともに伝わり定着したと聞きました。美味しいけれど悲しい歴史が刻まれた名物なのです。
盛岡冷麺ともつながる過去の日本による植民地支配と侵略戦争。戦後70年の節目の年にどんな首相談話が出されるか、内外の人々が注目しています。
演説会終了後、23年前、盛岡冷麺をごちそうしてくれ、その歴史を教えてくれた旧友の菅原県委員長から、おみやげにホヤをいただきました。目前の県議選(26日告示)での2議席から3議席への躍進、盛岡市議選(16日告示)での5議席確保をめざしてがんばりましょう。